ビジネス

「第1期分譲開始」など新築物件チラシ多くなれば市場活性化

 消費増税や建築コストの高騰などで首都圏の新築マンションの供給は減少している。活況になる潮目はどう見極めるべきか、東京カンテイ市場調査部の井出武・上席主任研究員が解説する。

 * * *
 不動産の市況は、新聞広告の変化や新聞の折り込みちらしでも傾向をある程度知ることができる。景気がいい時は圧倒的に新築物件のちらしのほうが多く、分厚くて広げると大きいという特徴が顕著になる。

 現在は中古物件の折り込みちらしのほうが多く、都内でも中古の戸建て住宅の折り込みちらしも目立つ。都市部で「第1期第1次募集」と書かれた新規物件の豪華な広告が多く入ってくるようになれば、新築市場はいい流れに入ったという判断材料の一つになるだろう。

 来年度の住宅政策のバックアップなどの方針が速やかに決まれば、市場はまた活発に動き出すだろう。現行の住宅ローン減税では2017年末までに入居した場合、年最大40万円、10年間で最大400万円の控除が受けられるが、さらなる優遇策など購入希望者の背中を押すような制度が出てくれば市場活性化の起爆剤になるのではないか。

 いい物件があれば新築物件を買いたいと、供給を待っている人々は多い。供給側が新築物件をどれだけ投入してくるかも市場を左右する。大手デベロッパーが当初はもっと早く売り出すつもりだったウェイティング中の物件がいつ出てくるかという点も、2015年の注目ポイントになるかもしれない。

※マネーポスト2015年新春号

トピックス

雅子さまの定番コーデをチェック(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《“定番コーデ”をチェック》雅子さまと紀子さまのファッションはどこが違うのか? 帽子やジャケット、色選びにみるおふたりの“こだわり”
NEWSポストセブン
無事に成年式を終えられた悠仁さま(2025年9月、東京・港区。撮影/JMPA) 
悠仁さま、成年式での凛々しい姿にSNSで好意的コメント多数 同級生がテレビ番組で微笑ましいエピソードを披露し、“普通の高校生”だった様子も明らかに 
女性セブン
警察官の制服を着た金髪の女性“ベッカ”(インスタグラムより)
「いたずら警察官ごっこと身体検査」イギリスで“婦警風の金髪美女インフルエンサー”に批判殺到で正体が判明、地元警察が「8月に退職済み」と異例の声明
NEWSポストセブン
前相撲デビューになるが…
《史上最強の新弟子》伊勢ヶ濱部屋・オチルサイハン、兄弟子たちも歯が立たないその強さ 出稽古にきた横綱・豊昇龍も負けを重ね、自信喪失で休場につながった説も
週刊ポスト
「慰霊の旅」で長崎県を訪問された天皇ご一家(2025年9月、長崎県。撮影/JMPA) 
《「慰霊の旅」を締めくくる》天皇皇后両陛下と愛子さま、長崎をご訪問 愛子さまに引き継がれていく、両陛下の平和への思い 
女性セブン
おぎやはぎ・矢作兼と石橋貴明(インスタグラムより)
《7キロくらい痩せた》石橋貴明の“病状”を明かした「おぎやはぎ」矢作兼の意図、後輩芸人が気を揉む恒例「誕生日会」開催
NEWSポストセブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
「一体何があったんだ…」米倉涼子、相次ぐイベント出演“ドタキャン”に業界関係者が困惑
NEWSポストセブン
エドワード王子夫妻を出迎えられた天皇皇后両陛下(2025年9月19日、写真/AFLO)
《エドワード王子夫妻をお出迎え》皇后雅子さまが「白」で天皇陛下とリンクコーデ 異素材を組み合わせて“メリハリ”を演出
NEWSポストセブン
「LUNA SEA」のドラマー・真矢、妻の元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《大腸がんと脳腫瘍公表》「痩せた…」「顔認証でスマホを開くのも大変みたい」LUNA SEA真矢の実兄が明かした“病状”と元モー娘。妻・石黒彩からの“気丈な言葉”
NEWSポストセブン
インタビュー時の町さんとアップデート前の町さん(右は本人提供)
《“整形告白”でXが炎上》「お金ないなら垢抜け無理!」ミス日本大学法学部2024グランプリ獲得の女子大生が明かした投稿の意図
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ハワイ別荘・泥沼訴訟を深堀り》大谷翔平が真美子さんと娘をめぐって“許せなかった一線”…原告の日本人女性は「(大谷サイドが)不法に妨害した」と主張
NEWSポストセブン
須藤被告(左)と野崎さん(右)
《紀州のドン・ファンの遺言書》元妻が「約6億5000万円ゲット」の可能性…「ゴム手袋をつけて初夜」法廷で主張されていた野崎さんとの“異様な関係性”
NEWSポストセブン