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むくみ解消には半身浴が有効 湯温40度がダイエット効果高い

 年末年始といえば、必ずついて回るのが「正月太り」だ。何とか解消する方法はないものか?

 高血圧や心臓病などの持病がない場合という条件付きだが、最新の研究では、むくみ解消には「半身浴」ではなく、胸まで浸かる「全身浴」がいいことがわかっている。水圧で適度に心臓が圧迫されると利尿作用があるホルモンの一種「心房性ナトリウム利尿ペプチド」が増え、塩分排出が促進されるからだ。

 入浴時間は20~30分程度が目安。額に汗をかいたら一度湯船から出て、のぼせ防止に気をつける。温泉療法専門医の早坂信哉氏はいう。

「効果を高めるためには入浴剤の使用をお勧めします。むくんだ身体を引き締めるには血管の拡張作用が強く、血流改善が見込める炭酸系がいいでしょう」

 湯温40度前後にも理由がある。

「37~38度くらいの湯に入ると、体温に近いので胃腸の働きが活発化し、食欲が増してしまうのです。40度以上になると逆に食欲を抑えられます。ただし、42度以上の湯に長く浸かると体調不良を起こしかねないので、40度がダイエット効果が高いと考えられます」(同前)

 ならばサウナで汗をかいてもいいのではないかと思う人も多いだろうが、サウナに長時間いると体が疲れ、かえって代謝が落ちてしまうため、汗をかいてもすぐにまたむくんでしまうことがあるという。

※週刊ポスト2015年1月16・23日号

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