また、同社の山田雅之氏はこう続ける。
「スーパースリムにカプセルを入れるという日本初の試みにチャレンジしました。実はスーパースリムたばこ市場が拡大していて、『ラーク』のターゲット層となる40代以上の男性成人喫煙者にも支持されているんです」
スーパースリムとは、直径5ミリ程度の極細な紙巻きたばこのこと。2012年2月時点での愛好者は成人喫煙者の1.24%だったのが、2014年4月には3.10%に急伸している(フィリップモリスジャパン調べ)。スーパースリムたばこ市場が生まれ、拡大している。
グローバル企業は、素早い経営判断で新たな商品企画をどんどん打ち出している。視点を変え、多様化に対応してヒットを生む。石橋を叩いて壊してしまうような日本的発想は転換の時、といえそうだ。