中国の人気芸能人、張芸洋被告の死刑が執行された(weibo/baidu)
中国の芸能界に激震が走っている──。歌手や俳優として活動しており、当時16歳の少女を殺害した疑いにかけられていた張芸洋(チャン・イーヤン、34)被告の死刑が執行されたことが判明したと、中国含むアジア圏の複数メディアが報じた。
陝西省咸陽裁判所が発表した文書 によると、張被告は現地時間2022年2月26日、当時交際していた少女を隠し持っていた折りたたみナイフで数回切りつけ、 左首や気管、食道などを傷つけて窒息死させたという。
殺害後、被害者の携帯電話を奪い、池に捨てるなどし証拠隠滅を図ったと見られている。その後、被告は逃亡先のホテルにて少女を殺害したナイフで自殺を試みたが、従業員に発見され、病院で治療を受けたのちに逮捕されたとのことだ。大手紙国際部記者が語る。
「張被告は中国のSNS『Weibo』で55万人を超えるフォロワーを持つ 人気歌手でした。被害者の少女とは、5か月ほど交際していましたが、少女が別れを申し出ると被告はそれを拒否。自身の誕生日を口実に少女を山に呼び出し、犯行に及んだとのことです。
2023年の第一審で死刑判決を下されましたが、被告は不服だとして控訴。しかし、2024年の第二審で判決は覆らず、同年12月18日に死刑が執行されました」(大手紙国際部記者)