本誌はプロレス女子会に潜入取材し、彼女たちのリアルな声を拾った。プロレスにハマった理由として彼女たちがまず挙げるのはレスラーの肉体美だ。観戦歴8年の30代OLはこう話す。
「大胸筋が発達して二の腕も太いレスラー体型が好き。でも、パンツの上にお肉が乗っているのがミソ。男臭さとくまのプーさんみたいな安心感との共存がいいんです」
同じレスラー体型でも女性たちのこだわりは奥が深い。
「上腕二頭筋と三頭筋のこぶが触り心地よさそう。ボクサーの筋肉は勝つためのものだけど、レスラーは“コスチューム”としての筋肉。棚橋弘至選手(新日)の必殺技ハイフライフローは最高です。大きな体がコーナーから飛び立つときの筋肉の躍動感がたまりません」(20代学生)
「私は首派。太いほどいい。ボクサーみたいに筋が見えるとダメ、脂肪でコーティングしてなきゃ」(30代主婦)
そして時折見せる表情に、「かわいさ」や「エロさ」を感じている。
「レスラーって見た目だけでオラオラ系に見えるから、普通のことをしてるだけでもかわいく見えちゃう。ツイッターで“カルボナーラ食べました”とか、“イカが好き”とかつぶやくだけで“かわいい!”って思えるんです」(30代OL)
「倒れ込んだときの背中に流れる汗に男のセクシーを感じます。汗だくでハアハアいっているのを見ると、ついいろいろと想像してしまう(笑い)」(40代主婦)
※週刊ポスト2015年2月13日号