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新宿のSMバー関係者 「気の強そうな女性にMの傾向がある」

 映画公開で話題を集める1億部ベストセラー小説のテーマは「SM」。処女の女子大生が美男社長と「SM契約」を結び、愛欲の深みにのめりこんでいくという映画『フィフティ・シェイズ・オブ・ グレイ』が女性の間で共感を得ている。女性たちの心奥にあるSM願望は、男たちの想像以上に大きいようだ。

 SM願望を秘める女性の増加にはAVも寄与している。ネット環境が整ったことで、今や女性でも気軽にAVを鑑賞できるようになった。

「ネットでたまたま見た映像で可愛い女優さんが縛られて気持ちよさそうにしているのを見てやってみたいと思うようになったとか、これまでと違うセックス体験をしたいのでAVをお手本にしているとか、はっきりとSM願望を口にする女性が増えてきました」(AVライターの文月みほ氏)

 映像の世界だけでなく、SMバーにも女性の“進出”が顕著だ。都内の繁華街にある某SMバーの女性スタッフは、こう証言する。

「女性のお客様はここ数年で確実に増えています。学生風の方もいれば、OL風の方もいます。女性はSとMが半々くらいですね。最初はMから入って、次第にSに目覚めていく女性が多い。

 興味深いのは、見た目がおとなしそうな女性にSっ気が強く、気の強そうな女性にMの傾向があること。日常生活での自分のキャラクターを脱ぎ捨てたいのでしょうね」

 東京・新宿のSMバー「アマルコルド」のスタッフによると、同店を訪れる女性客の8割がMで、熱心に新しいプレイの相談や、SMグッズのアドバイスを受けに来るという。

※週刊ポスト2015年2月27日号

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