交友関係が広がるとフェイスブックを楽しんでいる人も多いが、無闇矢鱈に友達申請をして、「友達」や「親戚」の範囲を際限なく広げている人もいる。東京都に住むデパ地下のレジ係の女性Fさん(40才)の夫(40才)は、フェイスブックで友達の輪を広げて、なぜか自慢をしてくるという。Fさんが、そんな夫に対する不満をぶちまける。
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うちのダンナは酔っぱらうと「友達」とか「親戚」の自慢話が始まるの。しかも何回聞いてもわからない続き柄。
たとえば「オレのおばあちゃんが出た家の、おじさんの息子の嫁の子供が東大に入ってさ~」だの、「オレの親友の弟の娘の妹の友達が、アイドルグループに入ったんだよ」って、いったいどこの誰だっていうの。
マトモに聞いちゃいられないから、聞き流していたんだけど、最近になって実は、「親戚の東大生」も、「アイドル」も、ダンナは一度も会ったことがない人だってことが判明。
話の仕入れ先はフェイスブックだったのよ。ダンナは「友達かも」に出てきた人は片っ端から友達申請して、友達リクエストが来たらすべて承諾。
「これで、いちばん精度の高い情報が集まるんだよ」って、夫はドヤ顔なんだけど、そうまでして自慢話を集める意味、ある?
それで「な、すごいだろ、ウソじゃないぞ。東大だぜ、東大。お前の親戚にいるか、東大生」って、私にフェイスブックの書き込みを見せながら大騒ぎされてもさぁ。
耳垢ほどのことでもいいから、自分の自慢話、してみろって。
※女性セブン2015年5月14・21日号