○(米)5月鉱工業生産 15日(月)午後10時15分発表
・予想は、前月比+0.2%
参考となる4月実績は前月比-0.3%。鉱業と公共事業の落ち込みが影響した。5月については、石油・ガス掘削や公共事業は横ばいか、若干低下する可能性があるが、製造業はやや上昇するとの見方が多いことから、前月比で上昇する可能性がある。
○(米)5月住宅着工件数・住宅建設許可件数 16日(火)午後9時30分発表
・予想は、住宅着工件数が110万戸、住宅建設許可件数は110万戸
4月の一戸建着工件数は2008年1月以来の水準。集合住宅の着工件数も大幅に増えた。5月については、4月の大幅増加の反動でいずれもやや減少する可能性が高いが、着工件数と建設許可件数が4月実績を大きく下回る可能性は低いとみられる。
○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明 17日(水)日本時間18日午前3
時に結果判明
・予想は、金融政策の現状維持
インフレ進行の兆候は確認されていないことから、今回の会合でも金融政策の現状維持が決定される見込み。5月雇用統計の改善は評価されそうだが、雇用創出は昨年末でピークアウトした可能性があるとの意見も出ており、労働市場のさらなる改善は期待できないとの見方がある。今回の会合で利上げ開始時期を明示する可能性は低いと思われる。
○(米)5月消費者物価コア指数 18日(木)午後9時30分発表
・予想は、前年比+1.8%
参考となる4月実績は前年比+1.8%だった。家賃、自動車、医療関連費の上昇が寄与した。5月については、家賃や医療関連費の上昇が予想されていることから、コアインフレ率は4月実績と同水準となる可能性がある。
○(日)日本銀行金融政策決定会合 19日(金)決定会合の終了予定時刻は未定
・予想は、金融政策の現状維持
黒田日銀総裁は10日の衆議院財務金融委員会で、もう一段の円安進行に対して否定的な見解を表明した。また、1-3月期国内総生産改定値は前期比年率+3.9%に上方修正されており、経済成長の鈍化に対する懸念は緩和されている。日銀の物価見通しが大幅に修正される状況ではないことから、今回も賛成多数で金融政策の現状維持が決定される見込み。
○日米の主な経済指標の発表予定は、15日(月):(米)4月ネット長期TICフロー、17日(水):(日)5月貿易収支、18日(木):(米)1-3月期経常収支
【予想レンジ】
・米ドル/円:122円00銭-127円00銭