これまでジャズ歌手などとしても活動してきた参政党・さや氏(写真/共同通信社)
小選挙区と比例区で合わせて14議席を獲得する大旋風を巻き起こし、参院選で躍進した参政党。なかでも注目を集めるのが、激戦の東京選挙区で2位当選したさや氏だ。 当選後には、参政党がホームページを通じて本名が「塩入清香(しおいりさやか)」であると公表。また、同じタイミングで夫が音楽家・塩入俊哉氏で、“略奪婚疑惑”があると報じられ、本人が否定する騒動も起きた。
さや氏はこれまでジャズ歌手などとして活動してきた。5~6年ほど前に彼女が歌を披露していた横浜のジャズバーのママは、当時のさや氏についてこう話す。
「見た目は華やかで歌も上手くて、すごく人気があった。声もちゃんと出る子でしたね。ジャズというよりは、クラシック寄りかな。横浜では結構有名だったと思う。どこでライブをしても、お客さんをいっぱいにしていたし。熱狂的なファンもいたと思う。
ジャズシンガーとしては、あんまりいないタイプだったんですよね。まず、とにかくフレッシュで、アイドルみたいな感じの見た目も本当に可愛かったし、誰に対してもちゃんと話しかける。ファンサービスが丁寧だった。そこがやっぱり人気の理由だったと思いますよ。私のなかでは『魔性の人』って感じね」
そのうえで、「当時は結婚前でしたけど、うちのお店では(現夫の)塩入さんと一緒に出演してたのよ」とも話したが、ある出来事をきっかけにこのママのジャズバーには出演することがなくなったという。
「塩入さんが急に出られなくなった日があって、そうしたら、さやが急に『私も出ません』って言ってきたの。出られないなら代役を用意するのがこの世界の常識なのに、それもせずに穴を開けた。カチンときて縁を切っちゃいました」
この件についてさや氏に尋ねると、「ご記載の事実はありません。主観的事実のみの取材根拠に基づく虚偽事実の掲載はお止め下さい」と回答。
選挙戦最終日には「みんなのお母さんにしてください!」と絶叫して当選を勝ち取ったさや氏だが、ジャズバーのママとの言い分は真っ向から食い違うかたちとなった。
※週刊ポスト2025年8月15・22日号