角谷:スタッフの精神的な安定をどうしようかなって。大塚さんの休業を発表する前日は出演者一人一人に直接電話しました。頑張ろうねっていうことは言ったんですけど、大丈夫とは言えなかった。みんな動揺していました。あの時はきつかったですね。
──動揺したスタッフと頑張り続けられたのはなぜですか?
角谷:番組スタッフみんなで大塚さんの見舞いに行ったんですよ。そしたら当の大塚さんはいたって元気なんですよね。大塚さんのところにみんなで通い続けているうちに、またみんなで頑張ろうってなれた気がします。
──2012年の番組リニューアルで、三宅さんをメインキャスターにキャスティングした理由は何ですか?
角谷:あの存在感とキレの素晴らしさ、番組を作るチームワークみたいなものも持っています。いろんな芸能人と番組をやってきた人なので、その力量はやっぱりすごいものがありますね。
──三宅さん、加藤綾子さんの2人で、番組は見事な再生を果たしていますが。
角谷:三宅さんは“お父さん”でありながらどこかやんちゃなところがあるじゃないですか。軽部さんもちょっとおやじだけど、愛されキャラ。加藤はだんだん母性を持ってきたようで、若いメンバーのいろんな面倒を見るようになって。もう30才ですからね、彼女も…。その母性がいい形で番組の中にあらわれて、めざましの伝統を引き継いでいってくれるといいなって思っています。