「相手が何に興味を示したかにもよりますが、最初は遠出せず、落ち着いて話ができるデートがお勧めです。ガヤガヤと騒がしいお店は、会話しにくく疲れてしまうのでお勧めしません。女性はおしゃれしてきますから、ヒールで長く歩くと疲れて気分も下がってしまいます。最初は昼だけ、夜だけと長く引っ張らずに切り上げると疲れず余韻も残せます。初デートは会話を盛り上げて、お互いの好きなものを引き出してからアクティブなデートをしたらいいと思います」
ちなみに、気になる女性が国際線CAの場合、海外へのフライトが多いため、1か月先のフライトスケジュール確認が必須。仕事の出張先とフライト先が偶然被り、現地でデートしたなんて夢のようなエピソードもこの職業ならでは。
「現地デートは盛り上がりも違ってきますし、いつもの3割増しで男性がかっこよく見えました(笑い)。そんな機会はなかなかありませんが、もしあったら、そのチャンスは逃さず使いましょう!(笑い)。フライト帰りに、疲れているだろうからと空港までドライブしながら家まで送ってくれた人もいました。優しいなとキュンとしましたし、思わず私から次のデートの約束をしましたよ」
続いては、デートでのNG行為について聞いてみた。
「まず、酔っ払うこと。仲良くなってからならいいですが、酔っ払うと顔が緩んでかっこよくなくなりますし、最初は相手を気遣って話していたはずが、変なことを言ってしまったりもしますから。声をかけずに煙草を吸ったり、相手がいるのに携帯ばかり見るのも感じが悪い印象です。爪を噛むとか貧乏ゆすりとか、癖も無意識に出てしまうので、仲良くなるまでは注意したいですね。あとは臭いも要注意です。体臭や口臭に女性は敏感です。会う前にチェックして対処しておきましょう。音を立てて食べたり、食べ物をまずいと言ったり、店員や会社の文句を言う行為も女性は嫌うので気をつけたいですね」
最初のデートを盛り上げるには、女性を喜ばせるのがポイント。それには、聞き役になることと褒めること。
「盛り上げようとすごくしゃべる人がいますが、聞いてほしいと思うのが女心。興味をもたれると嬉しいものですから聞いてあげましょう。そして女性は褒めるにつきます。デートのために一生懸命用意してきた服装や姿を『かわいいね』『似合ってるね』と褒めたり、今日のデートを楽しみにしていたことや、楽しいと伝えると、相手は嬉しくなってデート中の気分も上がりますよ」
デートをしたら告白を。4、5回デートをしたから何も言わなくてもつきあっていると考える男性は少なくないそうだが、女性からすると困るパターンだとか。
「しっかり『つきあって』と言いましょう。言われないと女性もわかりませんし、5回もデートしてるのにつきあおうって言ってくれないなんて…と不信感や不安を抱かせてしまいます。女性はシチュエーションを大事にするので、告白は電話やメールではなく会って伝えましょう。たとえば初めて出会った場所でもいいですし、いい思い出になるシチュエーションを作ってあげましょう。最初が大事です。『メールで言われた』とか、『駅のホームで別れ際に軽く言われた』と、ケンカした時など、この先ずっと言われることになります。いくら奥手でも、ここだけは勇気を出さないとだめですよ!」
晩婚や非婚化が深刻な日本。歯止めをかけるべく、「恋愛がめんどくさい」なんて言わずに男気でがんばってほしい。