芸能

LiLiCo マネジャーなしスタイリストもメイクも全部自分で

“ムロケン”の霊視を受けるLiLiCo

“ムロケン”こと喫茶店のスピリチュアルマスター・室井健助さん。霊視するのは、明るく豪快なキャラクターで人気の映画コメンテーター・LiLiCo(44才)。今でこそTVで引っ張りだこのLiLiCoだが、その裏には下積み時代の苦労があったという。

室井:若い頃、相当苦労してるね。よく乗り越えてきたね。

LiLiCo:地獄から這い上がりました(笑い)。私、芸能生活26年で、一度もお仕事を休んだことがないんです。でも初めて「休みたい」って勇気を出して事務所に言ったんです。スウェーデンに住むお父さんが気になるので、これからは定期的に帰ろうかなって。

室井:26年も休んでないなんて、すごい!

LiLiCo:みんなが休んでいる時に働けば、きっと成功できると信じてきたので。

室井:努力は全てプラスになっていますよ。それに、あなたは波瀾な人生を送ってきたけど、今は安定期に入っていますね。

LiLiCo:でも安心はできません(笑い)。実はタレントとして売り出し中の21才から5年間、住むところすらなくて、車中で生活していたことがあるんです。4年前までは、それを世間でホームレスと呼ぶことに気づいていなかったんですよ。

室井:苦労を苦労と思っていないってことだね。そのポジティブな考え方こそ、素晴らしい。大変な時期があったから、今があるんです。

LiLiCo:夢って、叶いますもんね。私は下積みというか、努力を20年はやらないと、本当の意味で成功しないと思うんですよ。1年くらいの頑張りじゃ、まだ頑張ったとはいえないなと。

室井:五輪選手だって、メダルとるのに20年はかかる人が多い。「10年やったら一人前」なんて嘘。10年じゃあ、やっと仕事ができるようになったレベルにすぎないもんね。そして30年経つと、ちょっと調子にのる人も多いから、そこで初心に戻らないといけないの。

LiLiCo:私、『王様のブランチ』(TBS系)を14年やってるんですけど、誰よりも先にスタジオに入ってみなさんを待ってるんです。

室井:それはいいことですね。あなたを見てチャラチャラしてると思う人もいるかもしれないけど、そう見える人こそ実は真面目な人が多いものだというお手本のようだね。

LiLiCo:うちの事務所ってマネジャーが少なくて、昨年社長から、「あなたはもう、自分自身でなんでもできるから独立してくれ」って言われたんです。だったらマネジャーはいなくていいから、事務所に所属だけさせてくださいってお願いして2年。スタイリストもメイクも、全部自分でやっています。

室井:その分、この先必ずうまくいくよ、年齢を重ねれば重ねるほどに。

LiLiCo:10才の頃に考えていた○○になるっていう夢が、確実に叶ってるんです。だから早く50才になりたい。あと5年勉強して、ファッションブランドを出したくて。

室井:大丈夫、このまま前向きでいれば、必ずできます。

※女性セブン2015年7月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト