ライフ

風水専門家 不運が続いてきた人に土用は起死回生の好機と指摘

 季節の変わり目は運気が乱降下すると語るのは、ユミリーこと風水建築デザイナーの直居由美里さん。今回は、夏の土用をスムーズに乗り切る方法を教えてもらいました。

 * * *
 土用というと丑の日のウナギを連想する人が多いでしょうが、土用は7月だけでなく、1月、4月、10月と年に4回あります。  

 風水の基礎となっている東洋の暦では、季節が変わるのは二十四節気の立春、立夏、立秋、立冬です。そして、この4つの節気の前の18日間を土用と呼びます。

 今年は立秋が8月8日ですから、土用は7月20日から8月7日までです。丑の日にウナギを食べる由来は諸説ありますが、江戸時代の学者、平賀源内のアイディア商法だったという説が有名です。

 夏の土用の丑の日には梅やうどんなど「う」のつくものを食べる風習があり、暑さで体力を消耗する時期なので、ウナギで栄養を摂ろうと源内は考えたのです。

 十二支は年月日だけでなく、方位も示します。土用は未の月で立秋が過ぎると申の月。「ひつじさる」は南西、裏鬼門の方位です。

 立秋を過ぎると暑中見舞いは残暑見舞いとなりますが、8月は暑さの盛りで「立秋は暦の上だけのこと」と感じている人が多いはずです。

 しかし、6月22日の夏至をピークに昼の長さは徐々に短くなっています。地上界は連日の猛暑が続いても、天界の「気」は立秋を境に秋に切り替わるのです。

 運気の安定している人は、常に一歩先を見て準備しています。そして、運気のアップダウンの激しい人は、その場しのぎの生き方をしています。

 裏鬼門である夏の土用が運気に大きな影響を与えるのは、夏から秋になると、陰の力が伸びていくからです。これまで運がよかったからといって、油断していると運気はたちまち反転します。いい気になってTシャツ一枚で過ごしていたら、雪が降って寒さで凍えるようなものです。

 一方、これまで不運が続いてきた人には、土用は起死回生のチャンス。季節の変わり目は運気が混沌とし、上昇の手がかりをつかめば、一気に運がよくなっていきます。

 重要なのは、運気は季節と同じく移り変わりがあると知っておくこと。運の良さを自分の実力と勘違いして傲慢になったり、一時的な不運に見舞われて自暴自棄になってはいけません。

※女性セブン2015年7月23日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国分太一コンプラ違反で解散のTOKIO》山田美保子さんが31年間の活動を振り返る「語り尽くせぬ思い出と感謝がありました」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン