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超新星ユナク 兵役経験して穏やかで優しい人になったと述懐

東京で一人生活中の超新星ユナク

 8月の暑い午後、ミュージカル『RENT』の稽古場には、Tシャツにジャージー姿でセットの周りをブツブツ言いながら歩き回る、見たことのない超新星ユナクの姿があった。 日本人キャストの中にひとり飛び込んだことに加え、通訳がつくとはいえオール英語での指導。集中力が求められる時間が延々と続く。

 現在ユナクはこのミュージカルのために、メンバーと離れてしばらく東京でひとり暮らしをしている。

「朝も早起きしなくちゃならないので、目覚まし時計2個をすぐに消せる枕元じゃなくて、わざわざトイレに置いて、なんとか起きてます。掃除も洗濯も自分でする。稽古が終わったら、ひとりで牛タンも食べに行くし。『なんでひとりで食べてるの』『ジャージーだよ』『頭、ボサボサ』とか言われてるのが聞こえてきますね(笑い)」

 演じるロジャーは真面目でストイックなユナクとは正反対の、ドラッグに溺れる元ロッカーというキャラクター。

「ロジャーは好き嫌いがはっきりしてるし、情熱も怒りもストレートに出すタイプ。だから、かなり生意気だった3~4年前のぼくに戻ればいいなと思ってます。軍隊の生活を経験して、ずいぶん穏やかな優しい人間に変わりました。

 ありえないぐらいの金持ちの息子とか、逆に貧しい人、ものすごく性格が悪い人とか、普段なかなか出会えない人がいっぱいいたんです。そんな人たちが400人も集まって、ひとつのことをやっていかなくちゃならない。小さなことで怒ったりしていられないんですよね。そんな生活を2年近くやっているうちに、あまり怒らなくても解決できる方法を見つけたんです。結構おれって幸せなんだなとも感じました」

※女性セブン2015年9月10日号

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