ビジネス

年収ランク1位キーエンス社員 夏はクルーザーで水着パーティ

 企業の栄枯盛衰を知るために重要な“指標”のひとつが、社員の給料だ。以下は最新の上場企業年収ランキングTOP5である。

1位:キーエンス
2位:野村ホールディングス
3位:朝日放送
4位:東京放送ホールディングス
5位:日本テレビホールディングス

 上位にランクインするような企業の高給サラリーマンはその給料をどう使っているのか。年収トップ(平均1648万円)のキーエンスは、従業員の平均年齢が35.6歳と、若い企業ゆえの「イケイケ感」が漂う。

「同期との合コンでは高級レストランを貸切にするのは当たり前。夏は葉山でクルーザーを借り切って、全員が水着参加の納涼パーティを満喫した」(30代社員)

 中高年はやはり「モノ」と「旅行」を求める。親会社が34位にランクインした三菱東京UFJ銀行・40代課長の年収は1650万円だといい、その給料はトヨタの高級SUV「レクサスRX」に化けた。

「前のハリアーを下取りに出したので購入費用は約300万円。夏休みはこの車で軽井沢へ旅行しました」

 商社マンには「役得」もある。海外勤務で手当がついた40代の大手商社マンはウハウハだ。

「エジプト赴任で本給とは別に月々30万円の『危険手当』がついた。都内の自宅マンションは賃貸にして家賃収入もある。現地ではやることがないので、ゴルフでシングル級の腕前になってしまった(笑い)」

 一方で高給取りとはいえ、厳しい現実に直面しているサラリーマンも多い。

「給料は悪くないが、打ち合わせや飲み会後の深夜タクシー代が出なくなった。夜の交遊も仕事のうちなので減らすわけにはいかず、切れない領収書が家庭を持つ身には結構こたえる」(30代の大手広告代理店社員)

「老後破産」が話題になるなど先行き不透明な時代ゆえ、自衛に走る人もいる。

「自宅のローン返済と2人の子供の教育費などの必要経費以外は老後に備えてきっちり貯金に回します」(51歳・メーカー勤務)

●データ協力/東京商工リサーチ

※週刊ポスト2015年10月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン