2010年4月に発売された『巨人-阪神論』(掛布雅之氏との共著)では、「指導者として、巨人のユニフォームにこだわりはあるか?」と聞かれ、こう答えている。

〈これが年齢的に最後かなと思った時には経験のない巨人以外のチームのユニフォームを着ることもあるかもしれませんからね。〉

 裏を返せば、巨人からのオファーが理想だと考えていたことがうかがえる。さらに、ユニフォームを着ることへの意欲を聞かれ、こう答えている。

〈タイミングだと思っているんですよね。タイミングという言葉が、いいのか悪いのか分からないけど、本当にそうなんですよね。その時が来て自分がやれる環境ならば、お願いするというか、お受けするということになるんだと思うんですよ。(中略)「あったら、その時に考えるしかない」という答えしかないですね。〉
 
 引退以来、江川氏の考えは一貫している。一部では、巨人監督就任について「交渉が難航している」と報じられていた。野球担当記者はこう話す。

「いずれにしても、60歳の江川氏にとって、今が巨人監督への最後のチャンスだった。プロ入り時は遠回りして最終的に巨人に入れましたが、監督になるときのチーム状態や入閣するコーチの条件など理想を追っていたら、いつまで経ってもなれないでしょう」

 結局、「江川卓監督」の“万年候補”状態は続く結果となった。

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