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ペットボトル加湿器が人気 超音波式の長所と短所を識者解説

安価で手軽なペットボトル加湿器

 乾燥が気になる季節――。風邪やインフルエンザ予防のためにも部屋の湿度を十分に保つことが大切だが、そんな時に活躍するのが加湿器。

 近年は、手軽さやインテリア性に優れたミニ加湿器の種類が増え、主に若い女性たちに人気となっている。とりわけ、ホームセンターや雑貨店の品揃えで一際目につくのが、「ペットボトル加湿器」である。

 ペットボトル加湿器には2種類のタイプがある。水を入れたペットボトルを逆さにして本体に差し込むものと、細長い給水スティックがついた本体をそのままペットボトルの口に装着するものだ。

 電源はパソコンのUSB端子に接続できる商品が多いため、卓上で仕事をしながら作動させることができるほか、家庭用コンセントやクルマのシガーソケットからも電源を取ってくることも可能なため、外出用として持ち歩く人が続出している。

 価格は1000円台の安価なものから、高くても4000円前後で購入できる。どれも本体のデザインがオシャレで、何色ものLEDライトが光る商品があったり、水溶性のアロマを入れてアロマディフューザーとして使えたりと、加湿機能以外の“癒し”効果も得られる。

 では、肝心の加湿性能はどうなのか。IT・家電ジャーナリストの安蔵靖志氏が解説する。

「ペットボトル加湿器のほとんどが『超音波式』と呼ばれる仕組みで、水を超音波で振動させることで微粒子に変え、空気中に噴出させる方式です。

 この場合、低消費電力ですぐにミストが発生するメリットがある反面、雑菌などで汚染された水でもミスト化してしまうので、衛生面に気を付けなければなりません。

 そうしたデメリットが不安という人には、熱で水を温め蒸気を噴出する『スチーム式』が最適です。ただ、スチーム式は消費電力が高く、熱い湯気が出るので注意が必要です」

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