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2015.11.25 16:00  NEWSポストセブン

20代女性に梅毒激増 中国での大流行と因果関係指摘する声も

 経験から予測している彼らの言葉に、まったく根拠がないわけではない。というのも、現在の中国では梅毒の流行が社会問題化しているからだ。

 中国共産党が主導して集団検診と無料治療をすすめ、売春宿を閉鎖、1960年代には梅毒の根絶宣言をした。ところが1990年代に復活、2000年代になってからは激増しており、2014年の梅毒発症数(香港、マカオを除く)は41万9091人にのぼり、そのうち69人が死亡している。ちなみに、2014年の日本は1275人。中国の人口は日本の約10倍だが、梅毒発症数は300倍を超える。

 15世紀末、コロンブスがアメリカ大陸を発見した成果とともに持ち帰ったといわれる梅毒は、またたくまに全世界に広がり、長らく治療法が見つからない難病だった。しかし1940年代にペニシリンが開発され治療できる感染症になった。性的接触が主な感染源であるため、リスクを減らす方法や検査と治療方法は明確だ。ただし、免疫を獲得できないためリスク回避を怠れば、再感染する。

 日本の患者数は中国に比べると大人しいが、激増していることには変わりない。「梅毒」という名前に怯えず、リスクを避ける行動を正しくとり、疑わしいと思ったら検査と治療を回避しない。当たり前のようで実現できていないことを、いまこそ実行すべきときだろう。

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