芸能

下町ロケットで天才外科医役 今田耕司の演技をどう評価する?

『下町ロケット』での演技を専門家はどう見たか

 好調が続く連続ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。ガウディ計画編に突入してから、個性的な役者たちが新たに加わったが、天才心臓外科医という難しい役どころを演じているのが芸人の今田耕司(49才)だ。大胆な起用にネットではさまざまな声が出ているが、専門家は今田の演技どう見るか。テレビ解説者の木村隆志さんが分析する。

 * * *
 今田さんに“俳優”としてのイメージがない人は多いと思いますが、1990年代から2000年代中ごろまで、多くのドラマに出演していました。代表作は1995年放送の月9ドラマ『いつかまた逢える』(フジテレビ系)。福山雅治さんと椎名桔平に続く3番手で、大塚寧々さん、西田尚美さんとの恋模様を演じました。その他にも、先生、寿司職人、番組ディレクター、警察官など、さまざまな職業を演じてきましたし、医師ではないものの2002年放送の『ナイトホスピタル』(日本テレビ系)では看護師を演じています。

 それだけに演技経験の不安はないのですが、今回の出演は全キャストの中でも、最もハードルの高い挑戦のような気がします。司会者として番組を仕切り、大きくツッコんだりボケたり、潔癖症や未婚をイジられるイメージが定着した今田さんが、物語になじむのは至難の技。

 視聴者は日ごろの習慣から、役名の“一村隼人医師”ではなく、“今田耕司”として見るため、多くのキャストが映っているシーンでも、今田さんだけ3Dメガネで見ているように前に浮き出てしまうのです。つまり、「物語や役柄をスルーされて、個人として目に留まってしまう」という難しい状況があります。

関連記事

トピックス

体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)
体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任
女性セブン
学習院初等科時代から山本さん(右)と共にチェロを演奏され来た(写真は2017年4月、東京・豊島区。写真/JMPA)
愛子さま、早逝の親友チェリストの「追悼コンサート」をご鑑賞 ステージには木村拓哉の長女Cocomiの姿
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
睡眠研究の第一人者、柳沢正史教授
ノーベル賞候補となった研究者に訊いた“睡眠の謎”「自称ショートスリーパーの99%以上はただの寝不足です」
週刊ポスト
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
【中森明菜、期待高まる“地上波出演”】大ファン公言の有働由美子アナ、MC担当番組のために“直接オファー”も辞さない構え
【中森明菜、期待高まる“地上波出演”】大ファン公言の有働由美子アナ、MC担当番組のために“直接オファー”も辞さない構え
女性セブン