忽那:環境も違いますし、あまり共通点を探しながら、この役には挑まなかったですね。私は熱を持ちやすく、はまればはまる、という性格です。実は、現場では人見知りが激しいです。
――ネットのことも聞かせてください。普段は、どのようにネットを使っていますか?
忽那:調べものやニュースはネットです。あまりテレビは見ないので、DVDを見る以外は、基本的にテレビはついていませんね。
――ご自分の記事を見たり、ご自分の名前の検索したりもしますか?
忽那:絶対しません! 全然違うこともあるから、見たくないです(苦笑)。どれだけ前のものでも出てきますし。
――逆に励まされたことはありますか?
忽那:ニュースはざっと読むようにしています。英語も忘れちゃうので、毎日じゃないですけど、気が向くと外国のニュースのページも読むようにしているので。ニュースは面白いものを読むと、励まされます。
――最近はまっていることはありますか?
忽那:自炊です。得意料理は肉じゃがです。友達が来たら料理を作りますし、1人では外食をしないので、自炊のほうが私は楽です。
【忽那汐里】
1992年12月22日生まれ。オーストラリア・シドニー生まれ。2006年、全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。翌年『3年B組金八先生』(TBS系)で女優デビュー。主な映画出演作に、『許されざる者』(2013)、『オー!ファーザー』(2014年)『黒衣の刺客』(2015年)など。来年1月放送のドラマ『鴨川食堂』(NHK)に主演。2016年2月27日公開予定の映画『女が眠る時』でヒロインを演じる。
◇海難1890
2015年に友好125周年を迎える日本とトルコの合作。1890年、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が和歌山県沖で座礁。地元住民の懸命な救助活動によって69人の命が救われ、トルコへ帰還。1985年のイラン・イラク戦争勃発時に、テヘランに残された日本人の救出にトルコが尽力した。史実に基づき、時代を超えて受け継がれてきた人々の絆を描く。12月5日(土)全国公開。
撮影■浅野剛