国内

1万2660人超買春の元校長「TVで若い子を見るのが嫌になる」

 世界で最も多くの女性を抱いたのは1万2775人のウォーレン・ベイティだといわれるが、この男の逮捕がもう少し遅ければ、トップの座が変わっていたかもしれない。4月8日に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで神奈川県警に逮捕された元横浜市立中学校校長の高島雄平被告(65)。

 1988年、フィリピンの日本人学校勤務時代に買春を始めた彼は、逮捕後、「現地でのべ1万2660人以上の女性を買春し、うち1割は18歳未満だった」と供述したと報じられた。自宅の書斎からはフィリピン人女性の写真計約14万7600枚が押収された。

 10月に横浜地検に在宅起訴された高島被告の自宅インターフォンを鳴らすと高島被告本人が応答したが、「どなたともお話したくありませんので」と答えた。

 12月17日の初公判に、高島被告は紺色のネクタイとスーツ姿で現われた。検察の冒頭陳述で「2013~2014年に渡航先のホテルで計3人の女児を買春し、カメラ撮影した」と起訴内容を指摘されると、高島被告は、

「当時の記憶はほとんどないが、私が記録したもので間違いない。昔から記録癖があり、食べたものや行ったところをすべて写真に撮っている。同居の息子とは変わらぬ態度で付き合っているが、独立した息子と娘とは逮捕後会っていない」

 と述べ、弁護士が「また買春するか?」と問うと、

「絶対ありません。深く反省しております。年寄りになって魅力も全然ないと思うし、気持ちの面でも全くやる気はありません。テレビで若い子が出ているだけで見るのが嫌になります」

 と頭を下げた。

 裁判官に「最後に言いたいことは?」と促されると、「今は恥ずかしさのあまり友人知人とも話をしないし、お酒を飲まないと眠れない」と俯いた高島被告。検察は懲役2年を求刑した。教え子たちは、恩師の「反省の弁」をどう聞いたか。

※週刊ポスト2016年1月1・8日号

関連キーワード

トピックス

大谷の「二刀流登板日」に私服で観戦した真美子さん(共同通信)
「私服姿の真美子さんが駆けつけて…」大谷翔平が妻を招いた「二刀流登板日」、インタビューに「今がキャリアの頂上」と語った“覚悟と焦燥”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《お腹にそっと手を当てて》ひとり娘の趣里は区役所を訪れ…背中を押す水谷豊・伊藤蘭、育んできた3人家族の「絆」
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
《前科は懲役2年6か月執行猶予5年》「ストーカーだけでなく盗撮も…」「5回オートロックすり抜け」公判でも“相当悪質”と指摘された谷本将志容疑者の“首締め告白事件”の内幕
NEWSポストセブン
硬式野球部監督の退任が発表された広陵高校・中井哲之氏
【広陵野球部・暴力問題で被害者父が告白】中井監督の退任後も「学校から連絡なし」…ほとぼり冷めたら復帰する可能性も 学校側は「警察の捜査に誠実に対応中」と回答
NEWSポストセブン
隆盛する女性用ファンタジーマッサージの配信番組が企画されていたという(左はイメージ、右は東京秘密基地HPより)
グローバル動画配信サービスが「女性用ファンタジーマッサージ店」と進めていた「男性セラピストのオーディション番組」、出演した20代女性が語った“撮影現場”「有名女性タレントがマッサージを受け、男性の施術を評価して…」
NEWSポストセブン
海外SNSで大流行している“ニッキー・チャレンジ”(Instagramより)
【ピンヒールで危険な姿勢に…】海外SNSで大流行“ニッキー・チャレンジ”、生後2週間の赤ちゃんを巻き込んだインフルエンサーの動画に非難殺到
NEWSポストセブン
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
〈# まったく甘味のない10年〉〈# 送迎BBA〉加藤ローサの“ワンオペ育児”中もアップされ続けた元夫・松井大輔の“イケイケインスタ”
NEWSポストセブン
Benjamin パクチー(Xより)
「鎌倉でぷりぷりたんす」観光名所で胸部を露出するアイドルのSNSが物議…運営は「ファッションの認識」と説明、鎌倉市は「周囲へのご配慮をお願いいたします」
NEWSポストセブン
逮捕された谷本容疑者と、事件直前の無断欠勤の証拠メッセージ(左・共同通信)
「(首絞め前科の)言いワケも『そんなことしてない』って…」“神戸市つきまとい刺殺”谷本将志容疑者の“ナゾの虚言グセ”《11年間勤めた会社の社長が証言》
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“タダで行為できます”の海外インフルエンサー女性(26)が男性と「複数で絡み合って」…テレビ番組で過激シーン放送で物議《英・公共放送が制作》
NEWSポストセブン
谷本容疑者の勤務先の社長(右・共同通信)
「面接で『(前科は)ありません』と……」「“虚偽の履歴書”だった」谷本将志容疑者の勤務先社長の怒り「夏季休暇後に連絡が取れなくなっていた」【神戸・24歳女性刺殺事件】
NEWSポストセブン
野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン