芸能

デビュー23年内田有紀 「闘うのもめんどくさので諦めたい」

NHK新ドラでは泥沼の日々を送る主人公を演じる

 撮影の合間に、錦繍に染まった窓外の木立にふと目を留め、「キレイですね。わぁ、いいなぁ」と、もらした内田有紀(40才)。1月5日からスタートするドラマ『はぶらし/女ともだち』(NHK BSプレミアム、毎週火曜日23時15分~)の撮影を終えたばかり。追いつめられ、泥沼の日々を送る主人公を演じ、「このドラマでの芝居は、受け身だったので、撮影中はつらかったです。今は頭を空っぽにして、自然に癒されたいです」と、壮絶な現場を振り返る。

 同作は、高校時代の女友達を一晩泊めたことから家も、仕事も、日常のなにもかもが浸食されていく心理サスペンス。それは恋愛にも飛び火して、好きな男性すらも奪われそうになる。劇中では女同士の息づまるバトルも見どころとなるが、もし実生活で友人と好きな人がかぶったら、どうするのか。

「闘うのもめんどくさいので、諦めたいです(笑い)。10代の頃には憧れや理想があったけれど、今はその執着がなくなった。じっくりつきあって真の絆が生まれると思うから、他の男性とその可能性があるのならば、そちらへ目を向けますね」

 高校時代に思い描いた未来とは違う現実の葛藤も物語の鍵となるが、彼女自身もまたそのギャップに戸惑うことがあるという。

「私も主人公同様、結婚して母になる将来をイメージしていて、40才ではもうこの仕事をしていないと思っていました。こうしてお芝居に熱中しているなんて、真逆ですよね。予期せぬ展開に、まったく先が読めません! 人生これでよかったのかと、悩むこともありますよ。でも、その答えはきっと人生が終わる時までわからないんだろうし、悩みもしないで、これでよかったと思う人生もつまらないかな、って。だから悩むのも悪くないなと思っているんです」

撮影■中山雅文

※女性セブン2015年1月7・14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
総選挙ネットHPに掲載された35人の公認反対名簿
韓国で与党を大敗に追い込んだ「落薦&落選運動」の驚異の力 不適格な候補を2段階に分けて抽出し、ネットで大きく展開
週刊ポスト
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン