「『継続は力なり』というように、役者の仕事がとにかく好きで地道にでも続けていることが第一。それ以外に、何か自分の武器を持っていると強いと思います。少し若いですが、速水もこみちさん(31)も料理という武器で再度注目を集め、今のようなポジションに至っています」
特殊な武器を持っているのは、NHK『紅白歌合戦』シンボルマークのデザインを手がけた田辺誠一(46)だ。ツイッターに投稿する独特なイラストが話題となり、ネット上で“画伯”と呼ばれ人気者となっている。
「田辺さんは大塚寧々さんと結婚して、いい夫婦、いいパパ像というものも作りました。一般の人が見ても、寧々さんのことが大好きなんだなというのが伝わってきて好感が持てます。朝ドラ『あさが来た』の炭坑夫役で注目を集めた元グレートチキンパワーズの北原雅樹さん(39)も、SNSなどで応援コメントがたくさん寄せられているようです。
ずっと活躍する俳優さんも、再度、表舞台に戻ってくる俳優さんも、共通するのは誠実さがあって、周りの人から好かれているということです。イケメンはイケメンでも、イケてるメンタル(笑い)の持ち主。事務所のスタッフやテレビ業界、映画業界の人たちが、『この人のことを支えたい』と思えるかどうかが、分かれ道になります」
演技力を磨くのも大事だが、一番磨くべきはどうやら“人間力”か。