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【がん検査法3/6】腫瘍マーカーは漠然とがん気になる人向き

 日進月歩で進化するがんの早期発見法。ただし、種類が多すぎて実際にはどれを受けるべきか、分かりづらいのが実状だ。

 人間ドックで一般化しているがんの検査法でどれが使える検査法なのか。ここでは【腫瘍マーカー検査】の精度を見ていこう。

 腫瘍マーカー検査は、消化器系がんや卵巣がん、肝臓がん、前立腺がんなどの検査に用いられる検査法。がん細胞が体内に存在すると、血液中に特別なタンパク質が増える場合があり、そのタンパク質の増加を検出して、がんを見つける。

 前立腺がんのPSA(前立腺特異抗原)はよく知られているが、部位別に腫瘍マーカーが40種類ほどある。

 血液を採取するだけで検査でき、費用も1項目あたり数千円と安いが、検査精度は低めで、早期がんの発見は難しいという問題がある。

 しかし、広範囲の検査が一度にできるので、漠然とがんが気になる人には向いている。がん家系の人や、最近痩せてきた、疲れやすくなったなどの違和感を覚えたり、出血があったりして心配な人にはオススメだ。

※週刊ポスト2016年2月5日号

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