ライフ

塩でゴシゴシはNG 歯茎下がりを防ぐにはピヨピヨプー体操

「ピヨピヨプー体操」【1】まずひよこのくちばしの状態にして、唇に上下を4回動かす。

 年をとるごとに徐々に減っていくという歯茎。見た目も悪く、年齢以上に老けて見えてしまうことも多い。ホワイトホワイト デンタルクリニックの院長で、口元美容スペシャリストの肩書を持つ石井さとこさんはこう話す。

「一度減ってしまった歯茎は増えることはありません。これ以上歯茎を減らさない努力と、目立たせない工夫も重要です。歯茎下がりを食い止めるには、やはり歯磨きは重要。でも歯茎は粘膜ですから、デリケートに扱ってください。押すと痛みや出血があるようなら、出血が止まるまで刺激しないこと。塩でごしごしして鍛える…なんてもってのほかです。歯磨きをする時には、やわらかい歯ブラシを選び、肌にあてて“くすぐったい”と感じるソフトな力加減で行いましょう」

 歯ブラシが届きにくい奥歯は、歯間ブラシやフロスを毎回の歯磨きで使うのが望ましい。また顔の筋肉を鍛えるのも効果的。

「加齢で頬の筋肉が下がったままだと、会話の時に下の歯しか見えていないことがありますよね。実は歯茎はもともと上よりも下の方が薄くて“下がり”やすいんです。わざわざ歯茎が下がった下の歯を見せるのではなく、口角を上げることを意識するだけで歯茎下がりは目立たなくなります。

 また、差し歯の素材が歯肉と合わなくて歯の縁が黒ずんでいると歯茎が下がって見えるようになるなど、審美的な問題もあります。自分に合った差し歯に変えたり、ホワイトニングをするだけで歯茎下がりが目立たなくなるケースも多いですよ」(石井さん)

 さらに石井さんは、自宅で簡単にできる『ピヨピヨプー体操』を教えてくれた。

「やり方は、【1】頬をめいっぱいすぼませて、ひよこのくちばしを作る。そのまま、ピヨピヨと唇を4回動かし、【2】ぷーっと勢いよく頬を膨らませます。これを1日1回行うだけでも口まわりの筋肉がほぐれ、血流が促されて、顔全体のアンチエイジングにも効果を発揮します」

 食生活など生活習慣の見直しも有効だ。東京医科歯科大学非常勤講師で医療ジャーナリストの宇山恵子さんが説明する。

「コラーゲン生成に必要なビタミンCやたんぱく質──野菜、果物、卵、肉、魚などをバランスよく食べることがおすすめです。ですが、気になったらすぐに歯科医院に行き、相談をするのが望ましいですね」

※女性セブン2016年2月18日号

関連キーワード

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト