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大人が食べるお子様ランチ 大人様ランチの人気の秘密とは?

東京・八丁堀『SHUNGOURMAND』の大人様ランチ

 子供向けのお子様ランチを食べるのはちょっと恥ずかしい…と躊躇している人も多いかもしれない。今、子供向けのお子様ランチをベースにした、「大人だからこそ食べられるちょっと贅沢なお子様ランチ(=大人様ランチ)」が大人気だ。

 オーソドックスな一皿からフレンチイタリアン、ハワイアンなど内容もバラエティー豊かな一皿は見ても食べてもHappyなもの。お子様ランチは松坂屋上野店で昭和6年3月、上野公園に訪れる花見客のファミリー向けに考案したメニューであると、松坂屋広報の藤井庸子さんは語る。

「当初は白ご飯とコロッケ、オムレツ、ポテトサラダであまり人気はありませんでした。1年後、ケチャップライスを富士山盛りにして旗を立てる、いわゆる『お子様ランチ』の原型ができます。1960年代にウルトラマンのおまけをつけたところ大ヒット、不動の地位を獲得しました」

 当時お子様ランチは、大人は注文できない店が多かった。だが、大人の「どうしても食べたい」という声に応えて大人向けのお子様ランチの登場に至る。2012年には専門店も現れ、ブレークするきっかけに。グルメライターのP.K.サンジュンさんは話す。

「一皿でいろんな味が楽しめるお得感はもちろん、お子様ランチに親しんだ大人の心をくすぐる秀逸なネーミングと旗が人気の秘訣でしょう。お店も得意分野を生かし、肉に特化した店などが見られます。まだ大人様ランチは進化中で洋食が中心ですが、今後は和食やエスニックなど幅広いジャンルに広がっていくと思います」

 そんな大人様ランチの人気店が、東京・八丁堀にある『SHUNGOURMAND(シュングルマン)』だ。

 人気なのは、心から肉を愛するシェフが、心を込めて作った“肉好きによる肉好きのための”ニクラシイプレート。もち豚ロース、熟成短角牛入りハンバーグ、カレーソースたっぷりの大山鶏のフリットに自家製サルシッチャ(生ソーセージ)がワンプレートになっている。アミューズスープとライス付きも嬉しい。

 材料はすべて国産で、放牧で健康的に育てられた肉を厳選使用。3種の肉を1度に味わえる一皿がなんと1000円(SSサイズ、女性限定)から楽しめる。ナポリタンはもちもちの超極太麺! 牛スジなどのくず肉をふんだんに使った自家製のケチャップソースは旨みたっぷりで主役級の存在感を放つ。

 また、シンボル旗には店主の温かいメッセージが書かれ、心の元気もいただける一皿だ。

【SHUNGOURMAND(シュングルマン)】
住所:東京都中央区新川2-3-7 浪商ビル1F
営業時間:月~金11時45分~13時半(LO)、18~21時半(LO)、土18~21時(LO)
休日:日祝

※女性セブン2016年2月25日号

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