若い頃にはわからなかったこと、親にいわれても意味のピンとこなかったことが、年齢を重ねて、理解できるようになることがあります。それは喜ばしいことだったり、悲しむべきことだったり……。OLさんたちが「この年でわかったこと」というテーマで語り合いました。
ちか(広告・30歳):30歳になると、仕事とかキャリアに対する意識も変わるよね。
りんか(商社・35歳):どんな風に?
ちか:ほら、20代のうちは、受付電話番に毛が生えた程度の仕事ぶりでも「カワイイ、カワイイ」と許されてきたじゃない。
まお(IT・26歳):私は許されてないけどw
ちか:それはさておき、30になったらそうは問屋がおろさない。専門性のひとつもないと、まったく相手にされない。
みき(IT・40歳):甘い!
まお:ん?
みき:私はプログラマーなんだけど、40にもなると、我ながら、使いモノにならない。C++言語ってコードでプログラムを書いてるんだけど、最近、自分が作ったプログラムがやたら動かないわけ。おかしーなーと思って、後輩にバグ探しをしてもらったら、「:」(コロン)と「;」(セミコロン)がごちゃごちゃになっていてさ。
さゆり(メーカー・30歳):まさか……老眼?
みき:うはは! その通り。専門性が大事って息巻いた結果がコレよ!
ちか:悲しいよね、年を取っていくって。最近、気のせいか、鼻の下にうっすらヒゲが生えるようになってきてさ……。
りんか:それは「アラサーあるある話」。女性ホルモンが低下してる証しだよ。
さゆり:私は最近、休日にどんだけ寝ても疲れがとれなくってさ。年だな~って悲しくなる。
みき:甘い!
りんか:40過ぎると逆に、そんなに寝てられなくなるから。ほら、寝るのも体力がいるのよw
さゆり:ぎょえー。
※週刊ポスト2016年2月26日号