ライフ

通勤電車の時間を利用してお腹を引き締める丹田ダイエット

限界まで息を吸った後にもうひと吸い

 日々の生活における「ルーティン」でダイエットができるのであれば、それはありがたいことだが、通勤中の電車に乗っている時間を利用してお腹を引き締める「丹田ダイエット」を勧めるのは、富永ペインクリニックの富永喜代院長だ。

「おへそから握りこぶし1つ下の部分が丹田です。この周りにある腹横筋を鍛えることで、お腹が引き締まっていきます」(富永氏)

 腹横筋とは腰をひねったり、体を前後左右に屈するときに使う。

「腹横筋は、深く息を吸い込む時と吐く時にも作用します」(同前)

 電車で座っている場合は、この呼吸がポイントになる。軽く瞼を閉じ、手を丹田の部分にあてる。そして丹田を意識しながら鼻から息をどんどん吸って、腹式呼吸をする。お腹が膨らみきるのを丹田にあてた手で確認しながら限界と思ったところで、さらにもうひと息吸い込む。ここでそのまま息を止め、頭の中で3つ数える。

 その後、口をすぼめて息を吐いていく。このときも丹田を意識して、もう全部出た、と思ったところからさらにもうひと吐きする。

「吸うときも吐くときも最後のひと息がポイントです。このときに腹横筋が鍛えられているんです。これを行き帰りの電車の中で3セットずつやってください」(同前)

 電車の中以外でも、オフィスや家で座っているときにできそうだ。電車でつり革につかまって立っている場合は姿勢がポイント。

「つり革につかまっているとき、窓側を向いているので進行方向に向かって横向きになっています。実はこれ、電車の揺れに対して無防備な状態で、ここが重要です」(同前)

 両足を握りこぶし2つ分広げ、膝を軽く曲げる。このとき、膝がつま先より前に出てはだめ。上から見てつま先が見える程度に膝を曲げるのがコツだ。

「丹田を意識しながら上半身を動かさずに、下半身だけでバランスを取るようにします。ひと駅分やったらひと駅分休むのを繰り返してください」(同前)

 つり革を掴めない場合は、体を進行方向に向けて、足を握りこぶし2つ分前後に開けて立つ。あとは同様に、膝を少し曲げて上半身を固定した姿勢で立てばよい。

 通勤時間を使ってできる簡単ダイエット。3か月続ければ効果を実感できるという。

撮影■佐藤敏和

※週刊ポスト2016年2月26日号

関連記事

トピックス

和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン