男性国会議員として初めて育休取得を宣言していた宮崎謙介元議員。しかし、週刊文春が報じたゲス不倫騒動によって、男性の育休不要論すら飛び出している。宮崎元議員によって育休を取る男性に対する風当たりも強くなっているわけだが、波風を立てずに男性が育休を取るにはどうすればいいのだろうか? 昨年末から9か月の育休を取得中の会社員・Aさん(40代)が明かしてくれた。
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短期の育休を取得した男性の先輩に話をしたら「覚悟を決めないとダメだ」と言われました。そうしないと、「奥さんに頼めないのか」「シッターを使う手もある」などと会社から言われたとき、ぐらついてしまうと言われたんです。
気持ちを固めて、人事担当者に相談したところ「そうか」と受け入れてもらえました。
それからは、職場の関係者にはできる限り、直接自分の言葉で、育休を取ること、なぜ取りたいのかを丁寧に話しました。いろいろな人に話して、引き継ぎや私が不在の間の人のやりくりについても相談しました。そうやっていると「話を聞いたけど、いいことだね」と認めてくれる人が出てくるんです。「制度で認められているから」と主張するだけだと、まだまだ波風も立ちます。
なので、職場に迷惑を掛けるのは申し訳ないが、やむにやまれてのことなのだという気持ちをしっかりと伝えました。
※女性セブン2016年3月24日号