ライフ

晩成運をつかむコツ 寝室はきれいに東にきれいな水を置く

「晩成運」(遅咲きの運)をつかむには、家中を新しい空気で満たし、東に水を置くとよいと語るのは、風水建築デザイナーの直居由美里さん。具体的なポイントを聞いてみた。

 * * *
 春の朝はとても気持ちのいいものです。寒い冬は布団から出るのがつらかったという人も、少し早起きしてみてはどうでしょうか。私は朝起きるとすぐに寝室のカーテンと窓を開けて空気を入れ替えます。光を浴びることで完全に目が覚めて、「今日も、いい日にしよう」と前向きな気持ちになれます。

 朝起きてカーテンも開けないで暗いままにしておくのは、一日の始まりにふさわしくありませんし、睡眠中に放出されたよどんだ気を溜め込むことになります。

 カーテンには風水的な意味もあります。窓辺を覆うカーテンは、部屋の気を守る働きがあります。カーテンのない部屋は気が乱れやすいので、睡眠の質が下がり、安眠できません。そして、カーテン自体が汚れていては意味がないので、定期的に洗いましょう。

 窓を開けて空気の入れ替えをしたら、次はベッドメイキング。寝起きの状態のベッドや敷きっ放しの布団は、見た目にもだらしないだけでなく、部屋の気をよどませます。寝室のドアを閉めてしまえば見えなくなるといっても、乱れた気が寝室から家中に拡散してしまうのです。

 人間の体は睡眠中にかなりの汗をかきます。ベッドや布団の湿気は安眠を妨げますから、上掛け布団を持ち上げて空気を入れるようにし、乾燥機や天日干しでからっとさせましょう。

 寝室を整えたら、住まい全体にも新しい空気を入れます。私は玄関のドアとその反対側にある窓を開けて家中に新しい気をめぐらせます。北西と南東の気を行き来させると、家全体にとても良い気が循環します。玄関や窓がどちらか一方にしかない場合でも、開けるようにしましょう。

 北西と南東に玄関も窓もない場合は、生花や観葉植物を置いて霧吹きで水をかけるようにすると気の流れが生まれます。風水とは文字通り、風と水の力を使った開運法です。朝の空気(風)を入れたら、次は、きれいな水で住まいを浄化しましょう。水は財運を運んでくる働きもあります。

 きれいな水は発展をもたらしますが、汚れた水は運気の低迷をもたらします。私の家には神棚や祭壇があり、水をお供えしています。毎朝、その水をすべて取り換えるのも私の日課です。

 最初に取り換えるのは、朝日が入る東の方位です。東には、新規スタートの意味があるので「今日も一日よろしくお願いします」と願いながら、水を取り換えます。これは自然界に対する朝のあいさつでもあります。

 東の方位に神棚や祭壇がなくても、きれいな水をガラスのコップに入れて置くだけでも、一家の運気を上げる効果があります。

 物事がトラブルなくスムーズに発展するようになり、仕事面では新しいプロジェクトが成功し昇進や昇給が期待できます。子供にもよい影響が出て、勉強や運動に積極的に取り組むようになるでしょう。

 反対に東の方位に、汚れた水を放置していると、何気ない発言が誤解されてトラブルを引き起こしたり、嘘つきと非難されることも。健康面では肝臓が弱って気力を失ったり、神経質になってすぐ怒りを爆発させるのも、東の乱れによることが多いのです。

 東は太陽のエネルギーを得る方位で、春や朝を象徴します。この春こそ、朝のうちに東側の掃除を終わらせる習慣を身につけてください。

※女性セブン2016年3月31日・4月7日号

関連キーワード

トピックス

女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
俳優やMCなど幅広い活躍をみせる松下奈緒
《相葉雅紀がトイレに入っていたら“ゴンゴンゴン”…》松下奈緒、共演者たちが明かした意外な素顔 MC、俳優として幅広い活躍ぶり、174cmの高身長も“強み”に
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン