米ニュージャージー州のウィリアム・パターソン大学が、17種類の必須栄養素の含有量をもとに「栄養素の高い果物と野菜トップ41」リストを作成。クレソンはスコア100点を獲得して第1位を獲得。2位以降は、青梗菜・白菜、フダンソウ、ビーツの葉、ホウレンソウが続く(2014年アメリカ疾病予防管理センター機関誌発表)。
三重・松阪市に、クレソンを栽培し、採れたてを料理として出す店『はぜの風』がある。山里深くにある店だが、口コミで広がり、今の時期は旬のクレソンを味わいたいと、連日予約客でいっぱいだという。『はぜの風』を営む北川京子さんはこう語る。
「もとは休耕田にわさびを植えようとしたときに、偶然混じっていたクレソンが繁殖したのが始まり。山から流れる冷たくてきれいな水、澄んだ空気のおかげで農薬や肥料を一切使わずにおいしいクレソンができるんですよ。クレソン料理の専門店はおそらく日本でうちだけでは?」
どんな調理法にも合うため、家庭でも気軽に取り入れられそうだ。
『はぜの風』のランチコースには、メインのクレソンしゃぶしゃぶのほか、地元の野菜を使った先付、クレソンの天ぷら、クレソンを使っただし巻き卵、白和え、お浸しなどの小鉢がつく。生で食べるサラダは、独特の辛みを楽しめる(メニューはランチコース2500円のみ。時季により小鉢等の内容は変わることも)。
※女性セブン2016年4月14日号