• TOP
  • 国内
  • 児童虐待の証拠は撮影すべきか?など虐待に関する専門家見解

国内

2016.04.13 07:00  女性セブン

児童虐待の証拠は撮影すべきか?など虐待に関する専門家見解

 児童虐待のニュースが後を絶たない。今年3月には親から虐待を受けていると相模原市の児童相談所に通っていた男子生徒(当時14才)が自殺を図り、亡くなったことが発表された。

 虐待はたしかに家族の問題だろうが、周囲が通報することで最悪の事態を回避できるかもしれない。しかし、面倒なことに巻き込まれるのもゴメンだ──。そう考えている人も多いだろう。そこで、児童虐待を目撃した時にどうすればいいのか、そんな素朴な疑問を専門家に答えてもらった。

 そもそもの問題として「しつけ」と「虐待」がどう違うのかということがある。児童虐待防止全国ネットワーク理事の高祖常子さんが説明する。

「どんな事情があっても、子供が耐え難い苦痛を感じているようであれば、それは虐待です。そもそも、しつけや教育に暴力は絶対に必要ありません」(高祖さん)。

 しつけと主張するのは、親の言い訳にすぎない。また暴力を振るわなくても、食事を与えない、きょうだい間で極端に差別するなど、子供の人権や人格を否定する行為も虐待となる。

「虐待されているほとんどの子供は、殴られたり怒られたりするのは、自分が悪い子だからだと思い込んでいます。自己肯定感が低いので、自ら助けを求められません」(高祖さん)

 周りの大人の客観的な目が必要なのだ。では、実際に親が子供を殴っているところを目撃した時、どうすればいいのだろうか。声をかけても大丈夫なのだろうか。

「状況により、子供が危ないなら声をかけて。『どうしましたか?』『眠くてぐずっているのかな?』など、責めるのではなく、親に寄り添う言葉をかけるのがおすすめ。その一言で母親も冷静さを取り戻すかもしれません」(高祖さん)

 一方、安全生活アドバイザーの佐伯幸子さんは、子供には不用意に声をかけないようにとアドバイスする。

「不審者に間違われるおそれがあるので、189(児童相談所全国共通ダイヤル)や警察などに電話して指示を仰ぎましょう」(佐伯さん)

関連記事

トピックス