芸能

谷原章介 「僕らの商売は霞を掴むようなもの」

20歳の頃はメンノンモデルも務めた谷原章介

 今年で10年目を迎える情報番組『王様のブランチ』(TBS系)をはじめ、クイズ番組『パネルクイズ アタック25』(朝日放送・テレビ朝日系)、『きょうの料理』(NHK)など長寿番組の司会でも存在感を示す谷原章介は、4月からは新たに音楽番組『うたコン』(NHK)の司会を務める。

 そんな谷原は今、連日のように主演ドラマ『ドクター調査班』の撮影に臨んでいる。4番組で司会、子育て(谷原は6児の父)、と多忙な中での撮影だが、役者・谷原章介は、どこかでその忙しさを楽しんでいる。

「今日も朝イチでドラマ撮影に臨んだ後、家族との買い物を済ませて、その足で午後からの撮影に駆けつけました。睡眠時間ですか? 昨日は2時間ですね(笑い)」

 楽しんでいる、というのは語弊があるかもしれない。気遣いの人・谷原は、主役=座長である自分が辛そうにしていては、現場の空気が悪くなると考えているのだ。ドラマの撮影で意識していることは何かと問うと、谷原からは「共演者が気持ちよく演技できるよう場を整えることですね」という答えが返ってきた。

 撮影のちょっとした合間、谷原は共演者の誰もが会話に入れるように、食べ物の話題や旅行の話など、ネタを自分から振っていく。自然と笑いが起こり、現場には和やかな空気が漂う。監督だけでなく、カメラや照明……、スタッフに一番声をかけているのは、やはり谷原だ。

「チームですから一緒にやっている人が変に我慢していたり、言えないことを抱えて仕事に臨むようならフォローして改善していきたい。気遣いというより自分にとってやりやすい環境を作っているといいますか(笑い)」

 もちろん、「楽しい現場づくり」が目的ではない。ゴールはあくまで、「いい作品」だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
宮城県栗原市でクマと戦い生き残った秋田犬「テツ」(左の写真はサンプルです)
《熊と戦った秋田犬の壮絶な闘い》「愛犬が背中からダラダラと流血…」飼い主が語る緊迫の瞬間「扉を開けるとクマが1秒でこちらに飛びかかってきた」
NEWSポストセブン
全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン