芸能

風見しんご娘の事故現場で「歩車分離式信号」導入へ

娘の事故死で信号システムが見直されたという風見しんご

 風見しんご(53才)の娘・えみるさん(享年10)が亡くなったのは2007年・9年前のことだ。自宅からわずか3分ほどのところで交通事故にあい、帰らぬ人となった。今年のえみるさんの命日から数日後、警察官が風見の家を訪れた。

「えみるの事故現場の横断歩道のシステムが変更されることが決まったというお知らせでした。歩車分離式信号といって、歩行者が青信号で渡っている間は、直進車はもちろん、右折車も左折車も侵入してこなくなるのです」

 えみるさんの事故は、社会問題となっている。

 人も車も青信号で交差させる交差点では歩行者を巻き込む右左折事故が当たり前のように発生するためだ。今後、この歩車分離式信号がスタンダードになっていくことを願わずにはいられない。

「人生捨てたもんじゃないなと思いました。今はゆっくりと次の一歩、また一歩と毎日進んでいます。大切な家族を事故で失ってしまったり、理不尽なことで突然奪われてしまった心の傷というのは癒されない。そこには、納得しきれないような思いがずっと残る。でも笑える日も必ずやってきます。穴はずっと空いたままなんです。そのまま前に進むしかないんです」

 そうして風見は、今日も、えみるさんに語りかける。

※女性セブン2016年5月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
イエローキャブの筆頭格として活躍したかとうれいこ
【生放送中に寝たことも】かとうれいこが語るイエローキャブ時代 忙しすぎて「移動の車で寝ていた」
NEWSポストセブン
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン