国内

19歳中国人女子大生 民泊禁止マンションで又貸しし悪びれず

マンション内には「民泊禁止」の貼り紙も

 激増する中国人観光客は日本経済に大きな恩恵をもたらす一方、トラブルも頻発している。世界的に急速に広がる「民泊」、つまり宿泊施設ではない一般マンションなどを宿として利用する中国人の行動に、住人が禁止を求める声を上げているのだ。民泊事情に詳しい不動産ジャーナリストが解説する。

「日本に居住する中国人が貸す側になって、同胞に部屋を貸すケースが増加しています。その利用者が宿泊先でトラブルを引き起こし、苦情が出る例が多い」

 たとえば、マンションに併設された居住者専用のジムやプールを大勢で占拠して住人が利用できなくなったり、共有スペースやエレベーターで喫煙、ポイ捨てしたりといった問題だ。

 本誌記者は実際にネットを介して、中国人が提供する新宿のマンションの1室を借りてみた。すると、エレベーター内にこんな貼り紙があった。

〈お願い 当マンションは「ウィークリーマンション」や「簡易宿泊施設」の賃貸・ご利用は禁止となっております 管理組合〉

 隣には同じ内容を中国語で書いた注意書きも貼られていた。

 部屋の貸し主に会ってみると、留学に来ているという19歳の中国人女子大生だった。叔父が借りている部屋を民泊用に貸し出しているのだという。民泊が禁止されている旨を伝えると、彼女は片言の日本語でこう話した。

「多分、ダイジョブ。管理人はあまり厳しくないからバレない。でも前に一度、『カギはどこにあるの?』と入り口の管理人室に聞きに行ったバカな客がいたけどね。でもどうにかゴマカせた」

 貼り紙の効果は全くなさそうだ。その部屋の隣に住む50代女性はこう嘆く。

「先月、マンションの近くでいくつもスーツケースを引いた中国人の家族に英語で声をかけられ、『ここに行きたい』と地図を見せられたんです。見ると私の住むマンションで、しかも隣の部屋だった。それからは、隣の出入りが気になってしょうがない」

※週刊ポスト2016年5月20日号

関連キーワード

トピックス

無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
広島県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年6月、広島県。撮影/JMPA)
皇后雅子さま、広島ご訪問で見せたグレーのセットアップ 31年前の装いと共通する「祈りの品格」 
NEWSポストセブン
草野刑事を演じた倉田保昭と響刑事役の藤田三保子が当時を振り返る(撮影/横田紋子)
放送50年『Gメン\\\\\\\'75』 「草野刑事」倉田保昭×「響刑事」藤田三保子が特別対談 「俺が来たからもう大丈夫だ」丹波哲郎が演じたビッグな男・黒木警視の安心感
週刊ポスト
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
日本のエースとして君臨した“マエケン”こと前田健太投手(本人のインスタグラムより)
《途絶えたSNS更新》前田健太投手、元女子アナ妻が緊急渡米の目的「カラオケやラーメン…日本での生活を満喫」から一転 32枚の大量写真に込められた意味
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
中世史研究者の本郷恵子氏(本人提供)
【「愛子天皇」の誕生を願う有識者が提言】中世史研究者・本郷恵子氏「旧皇族男子の養子案は女性皇族の“使い捨て”につながる」
週刊ポスト
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン