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現在の「ネット炎上」 直接本人に届くのが昔との違い

 熊本地震にまつわる芸能人や著名人のSNSをチェックしては、その言動を「不謹慎」と批判する「不謹慎狩り」をはじめ、一般ユーザーによるネットの炎上騒動は少なくない。ジャーナリストの津田大介さんはこう説明する。

「3~4年前に、ツイッターのシステムが変更され、何のツイートに誰が共感したか、どんなリプライをしたかがわかるようになりました。つまり揉めていることが多くの人にもわかるようになった。結果、割れ窓理論的に、“私も文句言ってやろう”とか、“匿名だから参加してやれ”というような、炎上しやすい環境に変わっていったのです」

 しかも一度炎上するとなかなか鎮火しない。ゲス不倫で活動休止したベッキー(32才)は、謝罪会見後出演した番組に、10分で1000件のクレームがあったといわれている。先日、謝罪の手紙を敵である『週刊文春』に送ったものの、これまた炎上した。

 矢口真里(33才)は、カップラーメンのCMがわずか1週間で放送中止に追い込まれた。2013年2月に鉢合わせ不倫を起こした矢口が、自虐的に「二兎追う者は一兎をも得ず」ということに、主婦が猛反発したからだともっぱらの噂だ。1年の活動休止期間を余儀なくされ、ようやく復帰して1年以上経ったにもかかわらず、絶対に許さないという人が確かに存在する。

 ただ、この状況に首を傾げている人も多い。ウーマンラッシュアワーの村本大輔(35才)は、自身のツイッターにこんなことを綴っている。

〈謝罪会見でひたすら自分が悪いと謝ると「あんな公の場で謝られると奥さんが悪者にうつる!」と叩き、正直に男から誘ってきました、と言えば「自分の保身か!」と叩く。ほんとにこのことを真剣に考えてる人はいない。新鮮な叩くネタが欲しいだけ。素人参加型シューティングゲームを終わらせたくないだけ〉

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