「娘役のイメージも強く外見もかわいらしい黒木さんですが、性格はわりとサバサバしていて男らしい。でも、この日ばかりは大地さんを前に少女のようなはにかんだ笑顔で、終始丁寧な敬語。今も大地さんを上級生として、そしてパートナーとして敬う様子が伝わってきました」(テレビ局関係者)
6月25日に公開を控える映画『嫌な女』で初監督を務めた黒木。主演の吉田羊(年齢非公開)を相手に、現場では“宝塚流”のアメとムチを使い分けていたようだ。
「映画では何回も泣くシーンがあるのですが、黒木からは“その涙は違う!”“それはどういう涙なの?”と容赦ない演技指導が入りました。吉田さんが“これってイジメ?”と思うほどだったそうです」(映画関係者)
だが製作会見では一転、皆の前で吉田の演技を絶賛した。
「吉田さんはすごく素直な役者さんです。この映画での役はものすごくストレスをかかえている女性の役。そのために私も吉田さんに負荷をかけましたが、それを乗り越えていきました」
一方の大地も、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』での演技が、「娘や孫を厳しく叱りつけながらも、本当はやさしい母であり祖母」と評価されている。“宝塚流怒り方”は31年経った今も、2人の芸を支えている。
※女性セブン2016年7月7日号