芸能

誕生50周年のパーマン 「辞表書いた」などのトリビア

 平凡な小学生の男の子がある日、空き地で会った宇宙人・バードマンからパーマンセットをもらって、超人的な力を身につける。時には街の小さな事件を解決して、時には水爆を宇宙で爆発させて地球の平和を守っていく…。

 誰もが知っている人気漫画『パーマン』(藤子・F・不二雄)は1966年、小学館の学年誌で連載が始まった。今年で生誕50周年を迎える。パーマンのメンバーをおさらいしてみると、

●パーマン1号=11才の小学生・須羽みつ夫。どこにでもいる普通の子供。

●パーマン2号=ブービー。チンパンジーの子供。バナナが大好きで人間の言葉を理解できる。

●パーマン3号=連載開始当初、正体不明だったが、後に人気アイドル星野スミレ(11才)と判明した。愛称はパー子。

●パーマン4号=大山法善。関西人で運送会社経営。愛称はパーやん。

 こうして改めて見ると、意外と知らない事実が多いのではないか。誕生50周年という長い歴史に埋もれたパーマントリビアをいくつかどうぞ。

◆1回しか描かれなかったパーマンセット
 1966年12月号の『小学三~四年生』の新連載第1回では、パーマンマスクが現在とかなり違ったデザインになっている。1月号の第2回からは、現在のデザインに変更された。

◆パーマン同士で飛ぶと速さが倍になる
 パーマン同士が手をつないだり、前の人の足をつかんだりして飛ぶと速度が倍になる。アニメでは「パータッチ」と呼ばれる。2人なら2倍、3人なら4倍、4人なら8倍で、なんと時速952km。ジャンボジェットと同じくらいの速さ。

◆正体が知られたら動物に変えられてしまう
 パーマン仲間以外には、正体を知られてはいけない。バードマンの細胞変換銃で動物に変身させられる。ちなみにブービーは、他の動物に変えられる。

◆みつ夫はパーマンの辞表を書いたことがある
 パーやんが優秀なため、みつ夫は自分の存在意義に悩み、パーマンを辞めようとしたことがある。結局、辞表を書くのが面倒くさくて、パーマンを続けることにした。

◆みつ夫はパーマンセットを1000円で貸したことがある
 クラスメートには、「パーマンとは友達」と話しているみつ夫。友達の三重晴三(みえはるぞう)にお願いされて、1000円でパーマンセットを貸した。パーマンセットは三重くんから悪者に奪われて一大事になる。

◆ブービーは、動物園から老夫婦のペットに設定が変わった
 チンパンジーのブービーは連載当初、動物園にいる設定だった。1968年に一旦連載を終了してから約15年の期間を経て、1983年に『コロコロコミック』などでの連載再開時に老夫婦のペットという設定に変わった。

◆最終回は、バード星にみつ夫が留学する
 4人のパーマンの中から、日本代表のパーマンとしてみつ夫が選ばれて、バード星に世界各国の代表パーマンと一緒に留学する。ちなみにバード星は、ケンタウルス座のプロキシマという星。地球から4.3光年。

◆飛行速度は時速91kmから119kmにアップ
 連載当初は時速91kmだったが、1983年のカラーアニメ化時に時速119kmにスピードアップ。地方で起きた事件をスピーディーに解決できるようにしたためだそう。

※女性セブン2016年7月7日号

関連キーワード

トピックス

女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
俳優やMCなど幅広い活躍をみせる松下奈緒
《相葉雅紀がトイレに入っていたら“ゴンゴンゴン”…》松下奈緒、共演者たちが明かした意外な素顔 MC、俳優として幅広い活躍ぶり、174cmの高身長も“強み”に
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン