保険適用の入れ歯
大神院長が使っているのは、日本で開発された「ウェルデンツ」。世界初のポリプロピレン素材のノンクラスプ式入れ歯で、吸水性が低く、衛生的で匂いがつきにくい。「お手入れは一日一回、外してブラッシングするだけ。装着したまま寝ても大丈夫です」(ウェルデンツジャパン山田邦博社長)
バルプラスト社の製品の場合、専用の洗浄液につけるなど手入れの仕方は製品によって異なる。
もちろん、ノンクラスプ式の入れ歯にも「柔らかい素材なので細かな傷が入ってプラーク(歯垢)がつくことがあるので、ブラッシングや研磨などの手入れが定期的に必要になる」(山田社長)といった注意は必要になるが、金具の部分に食べ物が詰まり、そこから虫歯になるリスクは解消される。
●レポート/岩澤倫彦(ジャーナリスト)
※週刊ポスト2016年7月15日号