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ゴキブリの底力 時速320kmで走り頭がもげても死なない

新幹線より速いゴキブリの走るスピード

 奴らはなぜあんなにしぶといのか。なぜ殺しても殺しても出てくるのか――その謎は、体の機能と異常な繁殖能力にあった! 敵を倒すうえで知っておきたい、ゴキブリの神秘をご紹介!

【脳】頭がもげても死にません!
 頭とお尻のあたりの2か所に、脳のような役割を持つ神経の塊が。頭がもげても、しばらくは生きていられる。

【口】実は2つある
 手前にある大きな口でサッと食べた後、胃の中にある軟解歯で細かく砕いている。

【えさ】水さえあれば生きられる
 ゴキブリ研究の第一人者・青木皐さんの実験によると、塩としょうゆ以外は、なんでも食べるという。人間やペットの残飯はもちろん、毛、フケ、紙まで食べる。いちばんの好物は水。水だけで約42日間は生き延びられる。

【触角】周りの状況を敏感に察知
 2本の触角の節々には細かな毛が生えていて、わずかな空気の振動や湿気も察知する。大切なので、しょっちゅうなめて手入れをするほど。

【胴体のテカリ】このテカリこそ生命線!
 体を油分でツルツルにさせておくことで汚れがつかないようにしている。またこのテカリには抗菌成分が含まれている。水分の蒸発を防ぐ効果も。

【卵】逃げる時に落とすことも
 チャバネゴキブリのメスはお尻に卵鞘(らんしょう)をつけていて、中に卵が30~40個ほど入っている。

【足】人が捕まえるのは不可能!?
 走るスピードは時速約320km(※人の身長に換算した場合)。新幹線より速い。

※女性セブン2016年7月21日号

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