お中元のシーズンがやってきた。大丸松坂屋によれば、贈りたいモノ1位、贈られたいモノ2位、と根強い人気を持つのが「洋菓子」。ビールなどと違い、家族みんなで食べられるのが嬉しい。最近は「限定」でさらに価値を高める傾向にある。
高島屋の「限定」は『「蓬莱山」オリジナルアソートギフト』。パッケージへのこだわりに注目だ。なんと、同社が2万点を超えるコレクションを保存する高島屋史料館所蔵の、横山大観の「蓬莱山」をフタの一面にあしらっている。「蓬莱山」は1947年秋に高島屋大阪店で大阪初の院展を開催した際に、横山大観より贈られた名作だ。食べる楽しさだけではなく、包装紙を開けた時のインパクトや、ふだんあまりお目にかかれない名作をじっくり見られる楽しさもあるのがユニーク。
中身は芦屋の洋菓子ブランド、アンリ・シャルパンティエの焼き菓子詰め合わせ。定番のフェナンシェや、マドレーヌに加えて、ひと口サイズのフランスの伝統菓子プティ・ガトー・アソルティ。さらに、生のフルーツタルトのような見た目が美しいタルト・フリュイの4種類計22個入り。バリエーション豊かで満足度も高い。
一方、大丸松坂屋の「限定」は、フタを開けた時のインパクトへのこだわりに注目。関西で人気のケーキショップ、ケーキハウス ショウタニの『夏の涼菓 ゼリー寄せ』は、12種類のフルーツゼリーの詰め合わせだ。ケーキハウス ショウタニは実店舗が関西にしかないため、他の地域に暮らす人にとっては、ショップの目新しさも含めて限定度が高まり、うれしさも倍増するはず。
箱の中には、瀬戸内レモン、熊本渋皮栗、愛媛いよかん、岡山ピオーネ、京都宇治抹茶、梅、白桃、洋なし、さくらんぼ、ベリーベリー、マンゴーパイン、フルーツババロアが1つずつ、規則正しく並ぶ。どの味もフルーツがたっぷり詰まっており、色鮮やか。フタを開けた瞬間、宝石箱のような美しさがキラリと輝き、清涼感もばっちりなので夏のギフトに最適といえる。
ゼリーとムースの2層になっており、フルーツに合わせて味が異なるので、食感も風味もバラエティー豊かに楽しめるのがうれしい。
どちらの商品もパソコンを使い、オンラインショップから注文・購入ができる。暑い中、店舗まででかけずに素敵なギフトを届けられるので便利だ。
※女性セブン2016年7月21日号