ライフ

植松晃士氏 次の流行ファッションはタイトなボディコンと予測

 世の中のオバさんたちに健康かつ美しく生きていくために、ファッションプロデューサーの植松晃士さんがアドバイス。今回は、“古着のリフォーム”について語ります。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう!

 いよいよ夏本番ですね。暑がりな私はクーラーの設定温度を最低に、パワーは最強モードにしてガンガン冷やしていたのですが、それも若いころのこと。最近ではちょっと設定温度を間違えると寒くて寒くて。

 これも歳月の重みでしょうか。資源の大切さと同時に、“冷え症”という言葉の意味を、しみじみとかみしめている今日この頃です。

 さてさて、ここ数回、巷では1970年代風ファッションが流行っているとお話ししました。そして「はるか昔の、たんすの肥やしを引っ張り出して着るのはNGですよ」と、繰り返し申し上げました。にもかかわらず、“古着妖怪”の目撃談が後を絶たないのはどうしたことでしょう。

 とても残念なことですが、たとえばトレンドのペイズリー柄ひとつとっても、20年前に流行っていたものと、今、流行っているものは似て非なるもの。別物といっていいほどシルエットが違います。

 いくら気持ちは若いからといって、私たちは長~い歴史を顔に刻んだ年代物であるという現実を忘れてはなりません。

 悪いことに、ご本人はビンテージのつもりでも、他人から見たらただの古物、ということもよくあります。それを得意げに見せられたら、周囲は「あら~」としか言いようがありません。

 脅かすのが目的なら、妖怪として成功ですが、頭をフル回転させて「何て褒めようかしら」と悩むお友達の身にもなってくださいな。

 確かにワインなどは、熟成を売りにしているものもありますよ。しかし旬のもの、初物のありがたさは格別で、新キャベツ、新米、新じゃが、そしてボジョレー・ヌーヴォー…。あげたら、きりがありません。

 旬がものをいうファッションの世界では、なおさらのこと。特に夏は“新物”が輝きを増します。とはいえ、とても上質だったり、思い出深いお洋服は捨てがたい、心が痛むという気持ちはよくわかります。私自身、古いものをなかなか捨てられない性分ですから。

 そこでご提案です。どうしても昔のお洋服を着たいのならリフォームしてはいかがでしょうか。

 たとえば、たっぷりしたシルエットのプルオーバーは、袖を7分丈など、今風の半端丈に詰めてしまうだけでも、印象が変わります。チュニックの丈を短くしたり、フルレングスのパンツをクロップド丈に直してしまうのも、アリですね。

 私のお友達は丈が短くて着られなくなってしまったシルクのワンピースを、ブラウスにリフォームして、とても素敵に着こなしていました。ワンピースをブラウスにするなど、大がかりなお直しはそれなりに費用がかかりますが、丈詰めくらいならお手軽です。

 そして、ここからは少し先のお話なのですが、ルーズなシルエットのトレンドの次は、必ず“タイトな時代”がやってきます。ボディコンシャス、略してボディコン。懐かしいでしょう?

 いずれにしても、ゆるゆるシルエットが流行する幸福な時は長く続かないことを、頭の片隅に留めておいてください。そして必ず来る次の時代に備えて、ボディーを整えておくことをおすすめします。

 まだ少し先だから、焦らずゆっくり、確実にね。

 オバさん、万歳!

※女性セブン2016年8月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

八角理事長(左)の胸中は…(右は白鵬氏/時事通信フォト)
八角理事長は白鵬氏の「日本相撲協会との連携」発言をどう受け止めたのか? 「アマチュアを指導していくのが私たちの役目」の真意は
週刊ポスト
昨年7月に遺体で発見された女優・遠野なぎこ(右・ブログより)
遠野なぎこさん(享年45)が孤独死した自宅マンションの一室に作業服の「特殊清掃」が…内装一新で「新たな入居者の募集へ」
NEWSポストセブン
11の宗教団体に緊急アンケートを実施(創価学会/時事通信フォト)
《11大宗教団体緊急アンケート》高市政権と「中道」の評価は? 長年のライバル関係ながら新党を支援する側に立つ創価学会と立正佼成会はどうするのか
週刊ポスト
書類送検されたことが報じられら米倉涼子
米倉涼子、近く表舞台に復帰へ…麻薬取締法違反の容疑で書類送検も「一区切りついたと認識」で進む映画の完成披露試写会の最終調整 メディアの質問はNGに
NEWSポストセブン
茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された事件で1月21日、元交際相手の大内拓実容疑者(28)が逮捕された
“ストーカー魔”大内拓実容疑者の事件当日の足どりを取材 ツーリング仲間の母親は「悪い子じゃない」「友達だったことは間違いないですが…」 《水戸市・ネイリスト女性刺殺》
NEWSポストセブン
年頭視閲式に出席された皇后雅子さま(2026年1月23日、撮影/JMPA)
《品位と品格を感じる》雅子さま、10年前にもお召しになったロングコートでご出席 皇宮警察へのお気持ちが感じられる天皇ご一家の青系リンクコーデ
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「自宅で運動する」オフシーズンとは
《真美子さんのヘルシーな筋肉美》大谷翔平夫妻がリフレッシュする「自宅で運動する」オフシーズン…27万円の“肩出しドレス”を晩餐会に選んだ「別人級の変貌」
NEWSポストセブン
「憲法改正」議論も今後進むか(高市早苗・首相/時事通信フォト)
《改憲勢力で3分の2超の予測も》総選挙後・政界大再編のカギとなる「憲法改正」 “安倍政権でさえ改憲原案提出なし”というハードルの高さ 高市首相に問われる決意と覚悟
週刊ポスト
イギリス出身のお騒がせインフルエンサー、ボニー・ブルー(TikTokより)
《歩いて帰れるかどうか不安》金髪美女インフルエンサー(26)が“12時間で1057人と関係を持つ”自己ベスト更新企画を延期した背景
NEWSポストセブン
中道から秋波を送られている石破茂・前首相(時事通信フォト)
《本人は否定しても、高まる期待》石破茂・前首相に中道との合流を後押しする人たちの声「これまでの野党にない必死さがある」「高市政権の暴走を止める決断を」
週刊ポスト
Netflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』にて細木数子さん役を演じる戸田恵梨香(時事通信フォト)
《出産から約3年》女優・戸田恵梨香の本格復帰が夫婦にとって“絶妙なタイミング”だった理由…夫・松坂桃李は「大河クランクイン」を控えて
NEWSポストセブン
宮崎あおいと岡田准一の円満な夫婦仲(時事通信)
《女優・宮崎あおいと4児の子育て》岡田准一「週6ジム通い」の柔術ライフを可能にする“夫婦円満”の秘訣
NEWSポストセブン