「日経平均225銘柄は毎年10月の第1営業日(今年は10月3日)に『定期見直し』が実施され、構成銘柄の入れ替えが行なわれます。新規採用銘柄と除外銘柄は9月初旬に発表されますが、こればかりは日経新聞が決めることなのではっきりしたことはいえない。ただ、任天堂が採用される可能性はある」と前出・藤井氏は見る。
採用銘柄になれば、同社株の株価上昇期待が高まるのはもちろん、ここのところ停滞気味の日経平均へのインパクトも大きく見込めるに違いない。
安倍政権は「株価連動型内閣」と呼ばれ、株価を上げることに躍起になってきた。「手っ取り早く株高を演出したいのなら、ポケモノミクスでも何でも投入したいはず」との憶測も一部の市場関係者からは聞こえてくる。
まだまだ任天堂株から目が離せない展開が続きそうだ。
※週刊ポスト2016年8月12日号