プライベートビーチで優雅にBBQ(長崎のオリーブベイホテル)


 ホテルBBQ最大の魅力は、何といっても“ラグジュアリー感”だ。

 食材やドリンクのクオリティもさることながら、設えから眺望までホテルBBQの魅力のすべてを兼ね備えていると言っても過言ではないのが「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」(福岡市)。

 福岡市街にありながら小高い丘の上という立地で、福岡市街を一望できる最高のロケーション。オープンエアの「ガーデンレストランk」で、ゆったりしたソファ席や大きなテーブル席で楽しめるのも魅力。ホテルスタッフが行き届いたサービスを提供する。

 最後に紹介したいのが、別世界ともいえるホテルBBQだ。大島造船所で有名な長崎県大島には、同造船所が所有する「オリーブベイホテル」(長崎県大島町)がある。

 隈研吾氏設計のスモールラグジュアリーホテルにして、総支配人はホテルオークラで40年の経験を持つ人物ということもありホスピタリティもお墨付き。ホテルにはクルーザーが係留された桟橋があり、風光明媚な大島の海でクルージングが楽しめるのだが、この季節、ホテルBBQとしては異次元なプランが用意されている。

 ホテルからクルーザー船でしかアクセスできないホテルのプライベートビーチでBBQを楽しむというものだ。クルーザーの定員上、最高で8名まで。2名でも催行するという。

 3~4名のスタッフが先回りして、機材から食材、ドリンクなど運び込み準備万端でゲストを迎える。約20分の爽快なクルージング後、透明な海で小魚と戯れつつ海水浴を楽しんでいるとお腹も空いてくる。そんなタイミングでビーチを見渡すテラスへ。ドリンクからグリルまで全てスタッフの手でサービスされる。二人きりで美しいビーチを眺めつつ楽しめれば彼女も感涙ものだろう。

 これだけの内容で1人1万円というから驚愕だが、唯一残念なのがホテル宿泊者を対象にしたプランということ。とはいえ、楽しく食べて飲んでそのまま泊まっていけるのもホテルBBQの醍醐味だろう。

 宿泊者でなくとも楽しめるのも嬉しいホテルBBQ(一部例外除く)。宿泊の機会がないゲストにも来館してもらい、リピーターになってもらおうと各ホテルとも工夫を凝らしている。

 今後はプール&BBQやBBQ&スパ、バンケットBBQ、デイユース&BBQといったホテルならではの商品プランも続々と登場してくるかもしれない。ホテルBBQはさらなる進化の可能性を秘めていると同時に、ホテルの真価も如実に現すといっていいだろう。

 ただ、開催は天候や曜日などの条件を設ける施設がほとんど。実際の利用には詳細を問い合わせていただきたい。

●文・写真提供/瀧澤信秋(ホテル評論家)

関連記事

トピックス

年金改正法に仕込まれていた「厚生年金の減額継続」年金カット額をシミュレーション 「20年で200万円減」基礎年金もカットなら減額は1.5倍に
年金改正法に仕込まれていた「厚生年金の減額継続」年金カット額をシミュレーション 「20年で200万円減」基礎年金もカットなら減額は1.5倍に
マネーポストWEB
無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらってるんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
【動画】大谷翔平 試合中に美容液 1本1万7000円
【動画】大谷翔平 試合中に美容液 1本1万7000円
NEWSポストセブン
阿部智里氏が新作について語る(撮影/国府田利光)
阿部智里氏『皇后の碧』インタビュー「夢の世界に見せて相当シビアなことを書くファンタジーには現実を問い直す力がある」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらっているんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《TOKIO・国分太一が無期限活動休止》「演者とスタッフは“独特の距離感”だった」関係者が明かす『鉄腕DASH』現場の“特殊な事情”
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《スタッフに写真おねだりか》TOKIO・国分太一は「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」…日本テレビに問い合わせた結果
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
《日テレで緊急会見の意味は》TOKIO国分太一がコンプラ違反で活動休止へ 「番組降板」「副社長自らスキャンダル」の衝撃
NEWSポストセブン
悠仁さまの大学進学で複雑な心境の紀子さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、今年秋の園遊会に“最速デビュー”の可能性 紀子さまの「露出を増やしたい」との思いも影響か
女性セブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン