入試の多様化は2017年度入試ではさらに一段と加速する。いくつか例を挙げてみよう。〇印の校名は女子校、●印の校名は共学校を示す。

〇大妻中野/新思考力入試
〇共立女子第二/English 4skills Test
〇清泉女学院/グローバル(英語)入試
〇東京女子学園/1科(英語リスニング・スピーキング)入試
〇桐朋女子/論理的思考力&発想力入試
●桜美林/総合学力評価テスト
●桐蔭学園/AL入試(アクティブラーニング入試)
●桐光学園/T(タレント)&M(モチベーション)入試

 名称を見てお気づきになったと思う。大学入試改革で取り上げられている用語(「思考力」「学力評価」)などのほか、英語の4技能、アクティブラーニングなど目下の教育の課題になっていることが即入試名称になっている。

 背景には、保護者の大学入試改革、使える英語の修得、授業改革への強い関心があり、それへの対応を進学先である私立中高一貫校に求めていることがある。こうした名称の入試を新設することは、「わが校は将来のことをちゃんと意識していますよ」というわかりやすいメッセージになっている。

 新しいタイプの入試は受験情報誌でも盛んに取り上げられ、また名称にインパクトがあるので、いま塾でやっている勉強で大丈夫なのかと動揺されるかもしれない。

 が、こうした入試を採用している学校でも募集定員の多くは2科、4科で取っている。塾に通っていれば、それが活かせる入試を選べばいいのである。むしろこれまで受験の世界に入っていなかった児童こそ新しいタイプにチャレンジすればいいだろう。

 以上のように中学入試はここへきて急速に多様化しているが、わが子にはどのようなスタイルの入試が合っているのか──という点から受験を考えることが大切だ。

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン