即独C:国選弁護人を管理している「法テラス」が弁護士にFAXで依頼する県が多い中、東京に限り国選弁護人は「抽選会」で決められる。この会場がまた、異様な光景なんですよね。多くの若手弁護士に交じって、ヨレヨレのスーツを着た年配の弁護士、人呼んで「枯れ弁」もチラホラ。あれって僕の未来の姿なのかも……とか考えてしまって、悲しくなります。

宅弁B:しかも、その抽選会で当選しても、あくまで「その日の国選弁護人になれる権利」を得るだけ。つまり、当日に国選弁護人の依頼がなければ仕事は発生しない。

イソ弁A:国選弁護人は若手が経験を積むには良い機会なんですが、拘束時間が長ければ1週間にもなる。そのため「イソ弁に事務所の仕事をさせる時間がなくなる」と、国選弁護人を引き受けるのを禁止するボス弁もいる。

ボス弁D:私はそんなことはしてませんよ(笑い)。でも、自分がイソ弁時代のボス弁がそうでした。私は刑事事件が好きなんだけど、「事務所の仕事をする時間がないなら独立したら」と“脅迫”されて。

 国選弁護人は事務所を通しての仕事じゃないから、給料とは別に自分の懐に入る。国選を受けないようにする分給料を増やしてくれるわけでもなく、しまいには、自分で持ってきた仕事のギャラも「半額を“上納金”として納めろ」と言い出した。もうやってられないと、半ばケンカ別れで独立しました。

※週刊ポスト2016年9月2日号

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