今のところ、今回決まったラジオ番組、JFN系列のFM新番組『ミッドナイト・ダイバーシティー~正気のSaturday Night~』が唯一のレギュラーとなるが、ネット上では「もう需要がない」という厳しい声すらある。
「『需要がなくなる』というのはタレントにとっての宿命で、ベッキーさんに限ったことではありません。テレビの世界ではそもそも、『その人でなければならない』ということはなく、誰かがいなくなれば必ず他の誰かが穴埋めをして、自然にそれが馴染んでいきます。ベッキーさんがテレビの画面から消えて数か月が経ちましたが、いなくてもそんなに困らないことが視聴者にも分かってしまいました。本人に出たい気持ちがあっても、出てほしいと思う人がどれだけいるか、ということを考えたほうがいいでしょうね。
もはやこれまでのイメージでタレントを続けることは難しいのですから、どうしても復帰したいのであれば、自分で自分の席をつくるしかありません」
『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)ではベッキーが女子高生になりすまして街を歩く「木部さん」のキャラが人気を博していたが、9月8日の放送では広瀬すず(18)が女子高生「ルリ子」として街に繰り出し、ベッキー不要論に拍車をかけている。
こうして徐々に自分のポジションを失っているベッキーだが、新たな席をつくるために、具体的には何をすればいいのか。
「最初は髪の毛をショートにバッサリ切るとか、そういう小さなことでもいいから、『変わった』ということを印象づけていけばいいと思います。もちろん内面も変わらなくてはいけません。そのためには自分にとってのお客さん、つまり視聴者との関係を見つめ直すことが必要です。地方局や今回決まったラジオ番組は視聴者との距離が近く、相手の素顔が見えやすい。そういう場所でのコミュニケーションを重ねることが、再出発の一つの方法だと思います。ただし焦りは禁物。5月の『金スマ』出演は、自分でかさぶたを剥いでまた血を流してしまったようなものですから、数年がかりの話と思ったほうがいいでしょう」
レギュラー番組も宙ぶらりんの「お休み中」ではなく、正式に降板するなど、過去の自分と完全に決別したほうがいいかもしれない。