• TOP
  • スポーツ
  • 角居勝彦調教師 理想とする短距離馬と挑戦したい気持ち

スポーツ

2016.10.02 07:00  週刊ポスト

角居勝彦調教師 理想とする短距離馬と挑戦したい気持ち

 1100メートルでデビューして1200メートルのGIを2勝、マイルのGIでも勝って、2000メートルまで距離を伸ばし(5着)、1200メートルに戻して2着、1400メートルのGIで勝利。豪リーディングサイアーに二度輝き、2000年に種牡馬になってからも3世代でGI馬10頭。2013~2014シーズンには後継種牡馬のスニッツェルと父子によるリーディング・ワンツーを達成しました。種付け料もトップクラスです。

 角居厩舎にはリダウツチョイスの子フルーキーがいます。父譲りの切れ味が魅力ですが、タメがきくので中長距離で使ってきました。マイル戦でデビューして1800メートルでも3勝、菊花賞(3000メートル)も走っています。今年5月の新潟大賞典(芝2000メートル)、6月のエプソムカップ(東京 芝1800メートル)でともに2着。エプソムカップでは1着のルージュバックを捕らえ切れず、惜しい競馬でした。

 日本の短距離王といえばロードカナロアです。全13勝のうち11勝が1200メートルでそのうちGIは香港スプリント連覇を含めて5勝という素晴らしい成績ですが、それだけでなく5歳春に東京の安田記念(1600メートル)を勝っているというのがすごい。スピードにまかせた走りではなく、道中しっかり脚をタメることができる馬でした。

 来年にはそのロードカナロアの初年度産駒が角居厩舎にもやってきます。自分の調教師としての幅を広げるつもりでも、そろそろ短距離路線にチャレンジしてみたい気持ちはあります。

●すみい・かつひこ/1964年石川県生まれ。中尾謙太郎厩舎、松田国英厩舎の調教助手を経て2000年に調教師免許取得。2001年に開業、以後15年で中央GI勝利数23は歴代2位、現役では1位。ヴィクトワールピサでドバイワールドカップ、シーザリオでアメリカンオークスを勝つなど海外でも活躍。引退馬のセカンドキャリア支援、馬文化普及、障害者乗馬などにも尽力している。引退した管理馬はほかにカネヒキリ、ウオッカ、エピファネイア、ラキシス、サンビスタなど。

※週刊ポスト2016年9月30日号

関連記事

トピックス