芸能

佐藤浩市の長男・寛一郎が俳優デビュー 浩市はノータッチ

三國の告別式で遺影を持つ佐藤寛一郎(当時16才)

 佐藤浩市(55才)の長男である佐藤寛一郎(20才)が、来年公開の映画『菊とギロチン』で俳優デビューすることが明らかになった。

 滋賀県にある軽かる野の神社の境内の土俵で、歓声の中、まわしを締めた「女力士」たちが鍛えた体をぶつけ合う──。    10月中旬、来年公開の映画『菊とギロチン』のロケが行われていた。

 メガホンを取ったのは『64ロクヨン』などで知られる瀬々敬久監督。関東大震災発生後、大正時代の日本を舞台に、理想世界を夢見るアナキストと、活況を呈していた女相撲の力士との交流を描く意欲作である。

 主要キャストが22日に発表された。映画初主演の木竜麻生(22才)、共演に東出昌大(28才)や井浦新(42才)という豪華キャストが明かされるなか、ある出演者の名前を見て一部の芸能関係者は騒然とした。

「メーンキャストの『アナキスト古田大次郎』役に新人俳優の佐藤寛一郎が抜擢されたんです。プロフィールも事務所名も公表されていないのでマスコミはまったく注目しませんでしたが、実は佐藤浩市さんの長男なんです」(芸能関係者)

 知人によれば、祖父・三國連太郎、父・浩市の血を濃く受け継ぐ長身のイケメンだという。

「浩市さんの息子のデビュー作となれば注目されることは必至。しかし、今回の映画では親子関係は伏せることになりました。映画スタッフも配給、宣伝の関係者も徹底してその情報を隠しています。それは浩市さんと寛一郎さんからの強い希望だったそうです。“役者の子が役者を目指す”とはどういうことか、三國連太郎という名優を父に持った浩市さんには骨身に染みてわかっているからでしょう」(前出・芸能関係者)

 佐藤は三國の3番目の妻の長男として1960年に生まれた。艶福家として知られた三國は1972年に佐藤の母と離婚。その時、三國はまだ小学6年生だった息子に、こう告げたという。

「ここでお前と別れる。今日から他人になる。一切関係を断つ。これからひとりで一生懸命生きてくれ」

 三國との離婚後、母に内縁の夫ができ、実家に居場所をなくした佐藤は高校2年生で家を出て、喫茶店でアルバイトをしながら大学に進んだ。

 その後、父と同じ役者の道に進むことを決めた佐藤は、早稲田駅のホームに三國を呼び出し、「役者をやりたい」と思いを告げた。しかし、三國は「そうか」という一言だけ残してその場を立ち去った。以降も、自分と同じ道を志す息子を手助けすることは、一切なかった。

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト