実質2000円の負担で、とろける牛肉や甘みのあるお米など豪華特産品が届き、税金も安くなる。そんなお得なふるさと納税の中でも、さらに“おいしい”選び方をリサーチ。
昨年からふるさと納税を始めた本誌記者。某ブランド牛のぶ厚いステーキ肉を申し込んだけど、家で焼いたら硬くなっちゃっておいしくない(涙)。
この制度が始まってすでに8年目。毎年きっちりおいしい思いをしている達人に聞いてみたら――。牛肉なら、ステーキ肉よりこま切れのほうが使い勝手がよくてお得だということが判明。ブランド牛というだけで飛びつくと失敗しがちなんだとか。
牛肉はステーキや厚切りを選びがちだが、こま切れや切り落としのほうが満足感が高い。
グルメに精通するジャーナリスト・松浦達也さんが推すのが、大阪府泉佐野市の「国産牛小間切り落とし超ドカ盛1.5kg」(1万円~/500g×3パック。月300パック限定)。1枚あたりが大きめにカットされた国産牛の切り落としは、多用途に使えて本当に便利。
「泉佐野市の牛こま切れ肉は、産地は選べませんが、かなりお得」(グルメに精通するジャーナリスト・松浦さん)
また、この時期は、おせちなどお正月用品も狙い目だ。
本誌アンケートによると、ふるさと納税をやっている人は2割以下(本誌会員組織「セブンズクラブ」アンケートより)。「興味はあるが難しそう」という声が多かった。
やり方は簡単。来年度の税金の控除を受けるためには、12月中の手続きが必須。急がなきゃ!
【必要なのはこれだけ】
PCやスマホ、クレジットカードを用意し、「ふるさとチョイス」(http://www.furusato-tax.jp/)などの納税の手続きを簡単にできるサイトにアクセスを。
【寄付する自治体を選ぶ】
5000円を寄付した場合、実質負担2000円を除いた3000円分の税金が安くなる。収入に応じた寄付の上限金額はウェブサイトで確認を。
【自治体から返礼品が届く】
寄付のお礼として地域産品などが届く。年間5自治体以内の寄付なら「ワンストップ特例制度」で確定申告は不要(※)。翌年の住民税が減額に。
※もともと確定申告をする必要のない給与所得者に限る。
※女性セブン2016年12月1日号